「格安ツアーのカラクリを知れば、アナタの海外旅行は10倍楽しくなる!」西舘 彰芳、永松 仁
2018/08/06公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(70点)
■旅行業界の裏側について
教えてくれる一冊です。
旅行会社のツアーの多くは
価格しか差が見えにくいため
価格競争になっています。
そのため安いツアーは
免税店やレストランに寄って
バックマージンをもらう。
・送迎の途中で2カ所も3カ所も
立ち寄るようなツアーは、
免税店などのバックマージン
目当てのツアーです(p15)
■また、ネットでの予約が当たり前になり、
自分で予約するか、ツアーで予約するか
価格を比較している人が多い。
ツアーの強いところは、
事前に航空券や宿を押さえているので
異常に高くなることがないこと。
ガラガラに空いているときなら
自分で最も安いところから
予約しても問題はないのでしょう。
・8月の第2週のピークの価格は
大手旅行会社の方が安くなっている・・・
大手旅行会社の「仕入れ力」の差が
料金には反映されている(p142)
■結局は、自分がどういう旅にしたいのか
ということだと思いました。
ゆっくり食事と風景を楽しみたいのか。
それとも観光地を数多く回るのか。
すべてはあなたの選択なのです。
西舘さん、永松さん
良い本をありがとうございました。
───────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・安いツアーなのに「全夕食付」「観光付」と
予定が盛りだくさんのものも、
同じように訪問先で儲かる仕組みが
あると考えたほうがいいでしょう(p16)
・高品位ツアー・・・企画担当者は
現地を視察してツアーを組み立てます・・・
格安旅行会社では、社員は
海外視察などしていません(p36)
・安いツアーが売り切れても、
そのことを告げて他のツアーを勧誘する・・・
確かにツアーは売れた・・
しかしツアーはお客様の都合で
キャンセルすることができます・・・
そうした事態を考えて、広告を
載せ続けているのです(p38)
・問い合わせや申し込みは電話で、
というのが基本です・・・
旅行予約は時間との勝負・・・
空いていればその場で予約しなければなりません・・
空席がなければ、高いツアーへ
誘導することができます。
これはカウンターセールスでも同じこと。
少しでもいい(高い)ツアーを売るには、
対面セールスに限ります(p44)
・ゴールデンウィーク・・・
海外ホテル予約サイトの利用者も
多くなりました・・・
日本のゴールデンウィークなど
値上げの理由になりません(p50)
・ハワイツアーはホテル選びで決まります。
そのホテルも、眠るための場所か、
滞在を楽しむ場所かで選択肢が違ってきます・・
滞在時間に余裕があるなら、ホテルの施設や
部屋からの眺めで選ぶのが正解です(p150)
・ハワイでおすすめのオプショナルツアー・・
ガイド付きチャーター・・
日帰り他島ツアー・・
クジラ・イルカウォッチング(p171)
・オフシーズンのツアー。
安いのはお客さんが少ないことが
わかっているのですから、いろんな
ワガママを言ってみるべきです。
たとえばホテルの客室をアップグレードする・・・
いくらか支払って、もう少しいい部屋に
代えられないかどうか相談してみましょう(p228)
この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
実業之日本社
売り上げランキング: 562,666
【私の評価】★★★☆☆(70点)
■目次
第1章 旅行会社の仕掛ける「格安」戦術
第2章 宿泊費と航空費の徹底研究
第3章 本当にいい旅を選ぶ基準を知ろう
第4章 エリア別ハワイ実践編
第5章 エリア別アジア実践編
第6章 エリア別ヨーロッパ実践編
第7章 エリア別アメリカ実践編