「アメリカはなぜ日本を見下すのか? - 間違いだらけの「対日歴史観」を正す」ジェイソン・モーガン

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アメリカはなぜ日本を見下すのか? - 間違いだらけの「対日歴史観」を正す - (ワニブックスPLUS新書)

【私の評価】★★★★☆(83点)


■親日、反日の二人の祖父を持ち、
 日本、中国、韓国で歴史を学んだ
 アメリカ人歴史家の一冊です。


 珍しいのは、著者が複数の国で生活し、
 それぞれの立場での意見を見聞きしながら
 歴史を研究したということでしょう。


 そうした第三者の視点でアメリカ、
 日本の歴史を学んでいくと
 いくつもの疑問と突き当たったのです。


 なぜ、日本はアメリカに宣戦布告したのか。
 なぜ、アメリカは原爆を投下したのか。
 なぜ、アメリカと日本には反米、反日の
 学者とマスコミが存在するのか。


・アメリカは同じ帝国でもイギリスやフランスに対して
 植民地を手放せと要求したことはない。
 いや、そもそもルーズベルト大統領本人が、
 ハワイやフィリピンの支配者だったのだ。
 それにもかかわらず、日本にむかては
 「植民地を持つな」と平気で言える
 その発想自体こそ絶対主義的である(p74)


■この本が面白いのは、著者が辿り着いた結論が、
 社会主義系の人から見れば「ネット右翼」と
 何ら変わらないということでしょう。


 反日活動に協力するのアメリカの歴史学者たち。
 反日偏向メディアである「ジャパン・タイズムズ」。
 『ザ・レイプ・オブ・ナンキン』は嘘だらけ。
 孔子学院はアメリカの学生を洗脳するための機関。


 アメリカ人はこうした仕組みの中で、
 反日に洗脳されているというのです。


・日本叩きの急先鋒であり、恥を知らない
 ジャパンアタイズム誌を徹底的に調査し、
 実体を暴く・・・その反日活動の裏で
 流れている「カネとコネ」の実態を白日の下に
 晒すことができれば面白い(p181)


■特定アジアでは
 息をするように嘘をつくと言われます。
 嘘というよりも、歴史とは創作するもの。


 都合のよい歴史を作りあげるための
 歴史戦では日本もそれを
 真似したがほうがよいのでしょうか。


 ワールド・カップ・サッカーでの
 ルールの範囲であっても
 時間稼ぎのようなことをすると
 批判される日本には
 限界があるように思いました。


 歴史はどのような判定を
 下すのでしょうか。


 モーガンさん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・実は日本人の戦い方を、
 ワシ(祖父)らはみんな尊敬していたんだ。
 負け戦とわかっていても、
 自分の国を守るために最後まで戦い続けた。
 勇気ある男らしい戦い方だった(p31)


・原爆投下が極悪な行為であることは一目瞭然だ。
 でも、自分が生まれ育った大好きな国、
 愛する家族が住む国、平和に暮らす国が
 なぜそのような判断を下さなければ
 ならなかったのか(p28)


・戦争が始まる前に行ったことも、
 その「法律」で、所謂「事後法」で裁いたのだ。
 極東国際軍事裁判は「裁判」という
 名を借りた復讐であった(p80)


・ダデン教授とサンド教授の反日コンビは、
 自ら書いた声明に187人の学者や活動家に
 署名をさせ、無礼にも安倍首相に突きつけたのだ。
 問題になっている教科書のいくつかの
 誤りについての訂正要求を完全に無視し・・
 安倍首相の辞任を要求した。
 そこには学者らしい態度は微塵もない(p101)


・今も昔もアメリカの大学では・・
 教授のほとんどは反米であり、
 反日なのだ・・(p38)


・コロンビア大学の日本近現代史家の長老、
 キャロル・グラック教授・・・
 彼女は元朝日新聞記者の上村隆氏を招待して
 ニューヨーク、ロサンゼルスなどの大都市で 
 講演をさせた・・植村隆という人物は
 韓国人妻を持ち、朝日新聞に慰安婦問題について
 公然と捏造記事を書いた記者である(p103)


・アメリカの対日歴史観を正すために
 最初にしなければならないことは、
 そうした反日機関に対する一切の
 資金援助を中止することである(p133)


・アメリカはもともとイギリスの植民地だ。
 しかし、アメリカは、韓国のように宗主国から
 独立後も内政外交でなんらかの問題が起きると
 なぜかかつての宗主国のせいにして、
 謝罪を勝ち取るまではと駄々をこねるような、
 幼稚な真似はしない(p142)


・日本国内でも、何があっても日本を責め、
 謝罪を要求してアジア諸国に慰謝料を払えと
 声高に叫ぶグループがいる・・・
 日本人の良さと後ろめたさを逆手に取り、
 日本を弱体化させようと躍起になっている(p149)


・アメリカの歴史学会ではよくささやかれている
 ことだが、中国の学者や学問は実にとんでもない。
 歴史のあるテーマを決めると、
 彼らはいきなり筆をとって自分の説を書きはじめる。
 さながら小説家である(p154)


・アイリス・チャンが書いた
 『ザ・レイプ・オブ・ナンキン』・・
 アメリカでは広く読まれている本であり、
 彼女が書いたことがすべて真実であると
 無批判に思い込んでいる人は多い・・・
 『ザ・レイプ・オブ・ナンキン』について
 詳しく調べていくと、辻褄が合わない、
 明らかにおかしい記述を徐々に
 見つけることになった(p91)


・中国政府が直接運営する孔子学院がアメリカの
 各大学に設置され始めたのは2004年のことだ・・・
 実態はアメリカ人の大学生を洗脳するための機関である。
 中国を批判する教授を解雇するよう圧力をかけたり
 教科書や資料について「これは授業に使っていい、
 これはダメだ」と文句をつけたり、言う通りにしないと
 資金を止めるぞと脅したりしている・・(p157)


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【私の評価】★★★★☆(83点)

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■目次

序章 私が日本研究を始めた理由―先の大戦で戦った祖父から学んだ日本人の精神
第1章 なぜアメリカは日本を見下すのか?―「誤った対日歴史観」が生まれた背景
第2章 反日思想に染まったアメリカの歴史学会―日本研究を通してわかった学会の真実
第3章 アメリカの「対日歴史観」を正す―中国・韓国の歴史認識との相違点、類似点
第4章 日米関係強化に必要なこと―より良好な関係を築くために



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