「毎日長い距離を走らなくてもマラソンは速くなる! 月間たった80㎞で2時間46分! 超効率的トレーニング法」吉岡 利貢
2018/06/24公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
要約と感想レビュー
市民ランナーや日本のマラソン選手は、外国に比べて走りすぎているらしい。本書では自転車トレーニングも含めて、より短距離のトレーニングで成果を出す方法を検討しています。例えば、市民ランナーレベルでは、週64km、月間走行距離が240~250kmを超えると故障が増えるという報告があるという。
確かに過ぎたるは及ばざるがごとし。運動から長く遠ざかっている人、あるいは太り気味の人は、いきなり走らず、ウォーキングからのスタートでも良いのです。30分くらい走れるようになるまでは、ペースを上げないようにするとよいという。確かに適度に休んだほうが、体調がよくなってマラソンの記録が良くなることもあるのでしょう。
吉岡さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・いま、正しいとされる着地は、前足部からです。足の母指球と小指球を結ぶラインから着地します(p145)
・12分間で2500m以上走れる人はフルマラソンで5時間を切るサブ5、3000m以上走れる人は4時間を切るサブ4を達成できる可能性が高いと考えられます(178)
・フルマラソンを走り切ると、カラダにはダメージが蓄積します。筋肉や関節などがもと通りの状態に復帰するまでに1か月ほどかかるのです(p192)
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
目次
序章 日本の男子マラソンが弱くなった理由
第1章 パフォーマンスを決める3つの要素
第2章 自転車トレーニングでマラソンは速くなる
第3章 自転車のクロストレーニング法
第4章 持久力・筋力・バネを強化する
第5章 ランニングの原点に返ってタイム短縮
第6章 レースに向けた実践的トレーニング法
終章 日本のマラソン界はどうしたらまた強くなれるのか?
著者経歴
吉岡 利貢(よしおか としつぐ)・・・1978年兵庫県生まれ。2001年静岡大学教育学部卒、2008年筑波大学大学院人間総合科学研究科(単位取得退学)。博士(体育科学)。筑波大学体育センター・準研究員を経て現在、筑波大学スポーツR&Dコア・研究員。ランニング学会常務理事。中学から大学まで陸上競技(中長距離)を専門とし、筑波大学大学院進学後は、一貫して中長距離ランナーの体力やトレーニング法についての研究に取り組む。また、休日には市民ランナーを対象としたランニングクラブや講座で指導にも携わる。
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