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「北朝鮮・中国はどれだけ恐いか」田岡 俊次

2018/05/06本のソムリエ メルマガ登録
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北朝鮮・中国はどれだけ恐いか (朝日新書 36)


【私の評価】★★☆☆☆(62点)


■朝日新聞出身の軍事ジャーナリストが
 どんなことを言っているのかな、
 と手にした一冊です。


 2007年の本ですので、
 ちょうど北朝鮮の核ミサイル開発が
 問題となり、北朝鮮を米国が攻撃するのか、
 それともどう対応するのか議論になっている
 ときの書籍です。


■面白いのは、事実を並べつつ、
 中国を共産党独裁と批判する人は、
 バカ症候群であると断言していること。


 中国を敵に仕立てるのは
 良くないと主張していること。


 中国の国防費の増加は、
 日本の高度経済成長期と同じだから
 問題ないとしていることです。


 さすが朝日新聞出身だけあって
 期待を裏切りませんね。


 田岡 俊次さん
 良い本をありがとうございました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・バカ派症候群・・数例を挙げておこう・・中国が資本主義を採用して急速に発展し、巨額の米国債を保有して米経済を支え、証券取引所を設け、憲法を改正して「私有財産の保護」を謳っていることや、共産党が経営者の加入を求めて商工会議所化しているなどの根本的変化を無視して、「共産党独裁国家」と言う(p21)


・中国の公表国防費は1988年から2006年の19年間で13.0倍・・消費者物価の上昇率は・・86年から05年の20年間で見ると、3.32倍だから、実質3.91倍の増だ・・日本の高度成長期と同等の伸びであることは確かだ(p139)


・防衛省は、「中台紛争の際、中国軍が琉球諸島の島を占拠する」ことを想定して・・これは滑稽は想定だ。1 中、台、米、日は「現状維持」で一致し、中台間の戦争が起きる公算がそもそも小さい・・(p238)


・中国を敵に仕立てるな・・国際政治の要諦は、敵はできる限り中立に近づけ、中立国はなるたけ味方とすることにあり、わざわざ中国を敵に仕立てるようなことは愚の骨頂ではないかと考える(p268)


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【私の評価】★★☆☆☆(62点)



■目次

「バカ派」の増殖を危惧する
第1部 北朝鮮の核
第2部 中国の軍事力



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