「徹底的自分中心 プロアクティブ学習革命」さかはら あつし
2018/01/03公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(87点)
■京都大学に4浪して合格。
電通に入社し、地下鉄サリン事件に遭遇。
電通を退社してカルフォルニア大学MBA。
現在、経営コンサルタントでありながら、
映画監督でアカデミー賞受賞を目指している。
著者の経歴は、異色です。
なぜ、こうした経歴なのかといえば、
浪人時代に親友と約束したから。
京都大学に入る。アメリカに留学して、
ハリウッドでアカデミー賞を取ると。
・時間は自分にとって「本当に大切なこと」「本当にやりたいこと」のために使うべきである(p17)
■効率的な勉強法とは、
限られた時間の中で、
いかに最大の成果を達成するのか、
ということです。
受験勉強であれば、
問題の傾向と配点を分析して、
注力する項目を決める。
英語であれば、
自分が必要とする分野を中心に
勉強する。
自分の求めるものと、
課題がわかれば
対策も見えてくるのです。
・直観的に見た自分の得点の可能性と配点を鉛筆で書き出して掛け算し、取り組む順序を決める(p95)
■そもそもプロアクティブ学習とは、
自分の人生の目的のために
学習するということです。
そのためには「志」というか
人生の目的のようなものがなくては
いけないのでしょう。
本書の内容が、受験と英語が
中心になっていましたので、
それぞれ別の本で出してもらうと
良い本になるような気がしました。
"さかはら"さん
良い本をありがとうございました。
───────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「志」や「夢」は達成への道筋を明らかにすることを厳しく要求しますし、その道筋を明確にすることで、「なぜ」、「今」、自分がそれを勉強しないといけないのかの理由も説明してくれ、大きな動機と情熱を与えてくれるのです(p216)
・困難にぶつかって「どうしたらよいかわからない」というような時は、まず、「どうすれば『どうしたらよいか』わかるのか」、その方法を考えることです(p31)
・あなたの人生は今、2時間の映画なら何分目あたりか?・・と考えつつ生きていくと、けっこう余裕が出るものです(p202)
・「すべての手を尽くしたか?」と自問することにしています・・さらに「その手というのは常識の範囲内で終わっていないか?」と自問します(p19)
・表計算ソフトを使い、15分ごとに何をやったか記録し、作業効率を計測してみたこともあります。また、仕事の追い込みのときには、30分単位でgoogleカレンダーに予定を入れて、複数の仕事を入れ替わり、立ち替わり、ぐるぐるとまわしてこなすこともあります(p35)
・「1日にベストの30分」は1日に1度しか来ないことが感覚的にわかってきます(p38)
・この問題は「難」「並」「易」のどのグループだろうかと自分なりに想像しながら問題を吟味(p105)
・少ない力量でコミュニケーションする方法・・イエス、ノーで答えられる質問をし、会話するという方法です(p117)
・海外ドラマはまず「吹き替え」で見るべきです・・登場人物を絞り込んで、誰か1人だけのセリフを追いかけてゆくのがコツです・・(p144)
・万が一、すべての方法を尽くしてダメな場合も、その努力を別の形、資格とか仕事で活かせないかと考えて、その努力に「命」を与えるようにしましょう(p27)
・リーディングして得た内容は行動に結びつけるようにしましょう。これを意識すると、自然とリーディングの目的も明確化され、何をどのように情報収集しないといけないかが明確化されます(p182)
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【私の評価】★★★★☆(87点)
■目次
1章 どんな試験にも応用の効く「勉強システムを敷く」前に
2章 「プロアクティブ勉強法」とは
3章 プロアクティブ受験直前対策法
4章 プロアクティブ英語勉強法
5章 プロアクティブ・リーディング
おわりに 「志」と「夢」を明確にするために