「田舎大家流不動産投資術: たった3年で家賃年収4700万円を達成した私の成功法則」多喜 裕介
2017/12/26公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
■富山県でダメサラリーマンだった著者は、
お小遣いを稼ぐために株やセドリに
挑戦するも、本業に悪影響が出て断念。
そこで不動産投資と出会い、
東京でセミナーに出席し、
不動産の勉強を始めました。
そして、コツコツ貯めていた
500万円を元手に不動産投資を
始めたのです。
・1棟目のアパートを購入するために、手持ち資金500万円を全額投入しました・・しかし、実際に運営して空室を埋めるための行動をしてみると、イメージしていたとおりに物事は進まないことが多々あり、・・できる限りの努力をした結果、購入して4カ月で満室にすることができたのです。腹をくくった以上、成功するまで「諦める」という選択肢はないのです(p23)
■本業でビル管理の仕事をしていたため、
大型のコンクリートマンション等は
設備が多く手間がかかります。
そして資金も小さいことから、
まずは法定耐用年数(木造22年)を
過ぎているようなオンボロマンションから
スタートしました。
オンボロ物件はリスクもありますが、
満室にすれば、利回りは
30~40%にもなります。
3,4年で投資金額を
回収できる築古物件を
中心に購入し、満室にして、
売却する流れを作ったのです。
・「田舎」の物件の最大のメリットは、利回りが高いことにあります。利回りが高い理由は・・土地が安いことに加えて空室リスクも伴うこと、投資家が首都圏と比べて少ないことが挙げられます(p46)
■競争の激しい都会から、
逆張りで田舎でも勝てるのだと
思いました。
もちろん不動産投資は、
事業ですので、
勉強と情報収集が大切です。
多喜さん
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・立地と評価額を理由に指値交渉を行って1000万円で購入できたので、表面利回り26%を実現することができました(p79)
・「田舎」の客付けは、「スーモ」のようなポータルサイトからの問い合わせが9割以上を占めるため、ポータルサイトに掲載する情報量を多くし、いかに管理会社への問い合わせに繋げるかがカギになります(p43)
・築古物件は物件価格が安く、利回りが高いため比較的キャッシュを稼ぐことができます。また、家賃設定もすでに底値のため家賃の下落リスクはなく、低所得者層による需要がありメインターゲットになります(p141)
・私の場合はまだまだ規模の拡大をしたいと思っているので、利回りが高い物件は早く満室にして数年程度所有の後、相場価格で売却します(p147)
・築古物件は下積みをするのに最適です。特に新築では学べないようなトラブルや修繕が適度に学べると言っても過言ではありません(p144)
・小型物件・・8戸以下・・初期段階:実績作り・・中期段階:キャピタルゲイン・売却時の現金狙い・・
中型物件・・9~14戸・・小型物件、大型物件の補完
大型物件・・15戸以上・・資産形成、キャッシュフローの安定化(p154)
・私の所有物件は執筆時現在で12棟80室ですが、2営業日以内に必ず月次決算を行っています。良い売り物件が出た際の初動を早くするためだけでなく、法人の経営状態を常に最新の状態で知っておきたいからです(p195)
・「田舎」の金融機関は積算評価を重視した融資を行おうとすると、融資先がなくなってしまうため、「都会」の金融機関と比較すると、収益還元評価のウエイトが大きい傾向があり・・地銀と信金・信組を比較すると、信金・信組の方が収益還元評価のウエイトが大きいため、収益性が良ければ耐用年数を超過した築古物件であっても、フルリーン・オーバーローンで融資してくれます(p45)
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
第1章 社畜ダメリーマンから脱出してアパート大家になるまで
第2章 なぜ、いま、「田舎」がねらい目なのか?
第3章 驚異的なスピードで購入した7つの物件(リアルに学ぶ!)
第4章 田舎大家流不動産投資術7つの成功法則
第5章 これが、田舎大家流マインドリノベーション