「大家さん、その対応は法律違反です! ?不動産投資の法律トラブルと対策 Q&A」岡田のぶゆき 福岡寛樹
2017/11/12公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
要約と感想レビュー
■不動産事業を行う場合に
必要となる法律的な知識を学ぶ一冊です。
副業として不動産投資をする場合も、
不動産投資は事業です。
事業であるからには
プロとしての知識を持っていないと
トラブル時に困ったことになるのでしょう。
■基本は法律どおりに処理するということ。
当たり前のことですが、
分からないことがあれば、
弁護士に相談することでしょう。
岡田さん
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・信用できる業者かどうかを見分けるポイント・・
・宅建番号の間の数字が多い(営業期間が長い)
・上場している大手業者
・収益物件の売買実績がある業者
あとは、宅建協会にその業者が過去にトラブルを起こしたかどうかを問い合わせるなどの方法があります(p26)
・越境している隣地所有者が、土地の越境部分について所有権を時効取得することが考えられる・・民法で定められた取得時効期間(10年ないし20年という一定の期間)が経過すると、時効が完成します(p77)
・契約書において、期限に関する文言が「速やかに」というあいまいなものになっていたり、「協力」義務の内容が不明確であったりすることなどが根本的な原因です。「契約成立後、〇日以内に移転登記手続きを完了する」というように具体的に定めておけば・・(p90)
・入居者の不注意で火事を起こしてしまい、上の階の部屋を燃やしてしまったら、その入居者に不法行為責任が問えるのかといえば、 原則的には問えません・・・入居者は、賃借人との間に賃貸借契約があり、賃借人の義務として、「借りている物は傷つけません。大切に使います」という義務があります(p120)
・「孤独死」の増加に伴い、リスクに備えるための保険が誕生しています。例えば「無縁社会のお守り」では「現状回復費用保険金」「家賃保証保険金」「自己見舞金」の3つの補償を行う保険で、高齢者の入居に対して義務付けているオーナーもいます(p128)
・管理会社が倒産した場合の債権回収は極めて困難です(p140)
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
目次
第1章 知っておきたい不動産投資にかかわる契約の基本
第2章 物件取得時に起こりうるトラブルと対策 Q&A
第3章 物件取得後に起こりうるトラブルと対策 Q&A
第4章 相続・離婚に関わる不動産トラブルと対策 Q&A
第5章 弁護士に学ぶ「トラブルの芽を摘むヒケツ」