「3年で年収1億円を稼ぐ 「再生」不動産投資」天野真吾
2017/08/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
■外資系IT企業で働きながら、
資産20億円、年収2億円を達成した
不動産投資の考え方です。
著者の不動産投資は、
運営・管理の悪い不動産を
再生させるというもの。
その物件が再生可能なのかどうか
見極める努力と眼力が
すごいと思いました。
情報収集のために現地調査を
徹底していることがわかります。
・私は半径500mくらいの立地の競合物件を
徹底的に調査します。同様のアパート、
マンションが何件あるか、
ゼンリンの近隣地図を大判印刷して、
すべての競合物件について、建物の仕様、
入居率を徹底的に調査します(p58)
■不動産の運営においては、
リフォームを徹底する。
自分も掃除に行く。
良い管理会社と
良い不動産会社と
良い関係を維持する。
資金調達についても、
銀行が貸しやすい形にもっていく
努力をしているのが印象的でした。
最初はサラリーマンとしての
優位性を利用して融資を引き出し、
実績を積み上げることで
低利の融資に転換していくのです。
・私は1棟目に、サラリーマン年収の
約10倍前後まで貸してくれる金融機関を
利用して・・金利が4.5%と高いですが、
空室率が若干高い物件であっても
属性評価で貸してもらえる・・(p46)
■不動産投資とは、
不動産事業であると思いました。
投資先を選別する眼と、
ここまでやるのかという
資産の運営が必要なのです。
天野さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・物件という超高い買い物をするというのに
「1件目だからテスト的に」
という人は本当に危険です(p62)
・「できる大家」は、簡単に
割安な物件を入手できないことを
深く理解しています。
売主の残債金額に着目して、
冷静に価格交渉を進めていき、
買う前の努力を惜しみません(p40)
・物件を購入するとき
<できる大家>は、
出口を見据えている(p51)
・「できましたら、金融機関評価額に
近い金額で譲って頂けないでしょうか」・・
第三者の目線での理由を書いて、
売主の気分を害さないように配慮します(p68)
・融資の出る個人・法人を作る・・・
「生活費を給料の20%位で生活できないか」
と試行錯誤しながら実践してきました。
まさに、個人の家計を鍛え上げる作業です(p92)
・空室率80%にワクワクする・・
立地は良く、建物もRC・SRC造の築年数が浅く、
エントランスは大理石造りであり・・
空室率が80%を超えていると、
通常は怯んでしまうと思います(p29)
・賃貸募集、客付け前に
リフォームを必ず実施します(p130)
・一番注力しているのは、
「募集家賃調査とその決定」です。
「周囲の環境調査や周辺物件の家賃調査」は、
自分の足で歩き、自分の目で見て
「募集家賃、適正家賃」を決めていきます(p141)
・物件購入時、ほとんどの場合、
管理会社を変更してスタートしていきます・・
運営や状態が悪い物件を購入するわけですから、
管理会社をそのまま継続する選択は
「死」を意味するケースが多いからです(p114)
・「できる大家」は、管理会社と助け合いながら、
パートナーとして入居者に喜んでもらえる
サポート体制を構築していきます(p102)
・<できる大家>は、義理人情を大切にする
「できる大家」は、お世話になった人を大切にして、
恩を受けたら必ず恩で返す事を
徹底しています(p195)
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【私の評価】★★★★☆(84点)
■目次
序章 前提編―「不動産投資」は「事業」です!
第1章 物件選定編―ガラガラ物件を避けるのではなく狙う
第2章 融資編―全空物件でも融資を得るコツ
第3章 管理運用編―居住率50%増を当たり前にする業者との付き合い方
第4章 再生編―資産価値を爆発的に高める再生ノウハウ
第5章 自己資金編―激安自宅を購入してお金が貯まる仕組みを作る
第6章 家族協力編―家族の理解なくして大家の成功はない
第7章 マインド編―実際ノウハウだけで成功することは難しい
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