「「見える化」のことが面白いほどわかる本」正木 英昭
2017/07/03|

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【私の評価】★★★★☆(88点)
■見える化は、トヨタで生まれ
育った現場経営の手法です。
現場の状況や課題への取り組みを
壁に貼ったり、表示して、
見えるようにする。
当たり前のようですが、
当たり前のことができていない
職場が多いのではないでしょうか。
・見える化の目的は、「役立つ情報を
タイミングよく提供して管理・改善活動を
推進し、利益体質の儲かる会社にすること」
です(p24)
■見える化するのは、
職場の目標です。
具体的な目標があり、
現状が数字やグラフで見える化され、
具体的な打ち手がある。
誰でもひと目でわかる形で
表示しているので、
経営層でも一目見て現状を
確認することができるのです。
・マイナス情報を浮き彫りにし、
そのプロセス(内容、原因、対策、
結果、歯止め、水平展開)も、
リアルタイムに近い形で明示する(p62)
■怠け者には絶対に
受け入れたくない
「見える化」だと思いました。
なぜなら、良いも悪いも
はっきりわかるからです。
無能な人にとっては
見えない標語やスローガンが
絶好の隠れ蓑なのです。
正木さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・文書化するポイントは次の通りです。
1絵や写真を多用する、
2カラフルにする、
3大きく見やすくする(p40)
・目標管理が根幹にあり、
その効果的・効率的な実現に
役立つ情報を表示する(p62)
・問題点に「優先順位」を付ける(p80)
・人財活動の見える化・・
1 職場ごとに人別「スキル(技能)マップ」
をつくり、スキルの棚卸しをします
2 ・・誰にどのスキルを優先して習得
してもらうかを計画します
3 いつ、どのくらいの期間で、どのレベルまで」
教育・訓練するのか、実施計画を立てます
4 計画通り実施し、目標を達成したかどうかを
検証します(p105)
・ポカヨケでダメなら3つの歯止めを実行・・
歯止めは、1文書化、2教育・訓練、
3フォローの3つで完成(p128)
・成果・問題の「水平展開」の
大切さ(p130)
・目標管理をはじめ大事な資料は、
「ファイルにしまうな、
ボードに貼れ」です(p137)
・顧客管理の見える化(自動車販売店の例)・・
K社では、顧客が車で来店する予定時刻と
用件、車種・ナンバーを一覧表で見える化
しています・・このツールのおかげで、
店の誰でも、顧客に名前で話しかける
ことができます(p29)
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【私の評価】★★★★☆(88点)
■目次
第1章 基本編その1 そもそも「見える化」ってどんなもの?
第2章 基本編その2 導入のためにやるべきこと、やってはいけないこと
第3章 実践編その1 何を見せるか?―「見える化」ポイントの絞り込み
第4章 実践編その2 見えたあとにどうするか?―「見える化」を行動につなげる
第5章 「見える化」を成功させるために