「スコアをつければ組織は動く」チャールズ・A・クーンラット、 リー・ベンソン
2017/04/25公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
■企業にスコアブックを導入して
成果をだしている
クーンラットさんの一冊です。
ゴルフは楽しんでいるのに、
なぜ仕事は楽しめないのか。
ゴルフのように数字を記録すれば、
仕事も楽しめるというのが
クーンラットさんの考えです。
・気温摂氏27度のビルで働かされたら、
人は一日中文句を言っているだろう。
ところが、仕事が終わるや、彼らは
職場よりもっと暑いテニスコートや
ゴルフコースへ出ていき、日が沈むまで
プレーする。それはなぜなのか?(p4)
■ところが、職場で
スコアブックを導入しようとすると、
思わぬ反対に会うことが多いらしい。
忙しい。そんな時間はない。
効果が本当に出るのか。
やる目的がわかりません。
もっともらしい理由ですね。
まずは、大切な項目を抜き出し、
記録して、現状把握をするところから
はじめるのが現実的です。
適切な項目について
記録をつけるだけで、
効果は出るのですから。
・スコアをつける時間の余裕は
本当にないのか?・・
スコアをつけるのをやめるよう、
ゴルファーに求めるゴルフコースが
あったとしよう。それにより、
プレーのスピードが上がり、
より多くの人がコースに出られる・・(p69)
■トヨタの見える化、
京セラの月次のアメーバ会計、
リクルートの売上成績に応じた表彰を
思い出しました。
仕事の状況を数字で見えるようにして、
その数字を良くするゲームを
するのですね。
クーンラットさん、
良い本をありがとうございました。
───────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・スコアキーピングはポジティブ・・
スコアキーピングは、敗者ではなく
勝者を明らかにする(p33)
・事故ではなく「安全」を数える・・
誰が欠勤したかではなく、
誰が出勤したかを記録する(p87)
・必ず15分とって、自分が今
どのような状態になるか、
以前より進歩したか、
目標に近づいているかどうかを
確かめることである(p73)
・現実的、合理的なのは、まず、
スコアカードを作って現状を把握し、
それから実際に何が可能かを考えたうえで
目標を立てることである(p60)
・アワードランチ・・
毎週金曜日の昼食時に
バーベキューが提供され・・
このランチの目的は、
その週の販売目標を達成した人を
祝うことにあった(p105)
・シンプルなスコアボードによって
届けられるシンプルなフィードバックに
人々は反応する(p160)
・年に一度ではなく
日々行うようにする・・
1ヤードずつ進むのは難しいが、
1インチずつならたやすい(p182)
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【私の評価】★★★★☆(83点)
■目次
INTRODUCTHION プレーするように働く
PART1 スコアキーピングのパワー
PART2 スコアキーピングの考え方
PART3 スコアカードを作る
CONCLUSION 憧れる力
読んでいただきありがとうございました!
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