「目の前にいるイヤな上司の取り扱い説明書」豊田真豪
2017/04/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(90点)
■上司とソリが合わない・・
威圧的な上司に困っている・・
という人のための一冊です。
難しいかもしれませんが、
今の状況を冷静に
分析してみましょう。
恐い上司は、成果を出すために
一生懸命になっている
だけかもしれない。
言い方が厳しいのは、
役員に追い詰められて
余裕がなくなっているだけ
かもしれないのです。
・相手も悪意があってそうした言葉、
態度を発していたのではないことを
知ってあげましょう・・
大きなストレスを受けていて、
限界だったのかもしれません・・
その人も自分自身の毎日を生きていくことに
必死だったのです(p139)
■恐い上司が
「自分を認めてほしい」
と欲しているただの人間に
見えてきたでしょうか。
上司も昔、イジメられて
いたのかもしれません。
上司の立場になって
上司の気持ちを感じてあげましょう。
上司の良いところを
見てあげましょう。
そうした見方ができてはじめて
「おかげで、うまくいきました」
「言いにくいことを言ってもらって
ありがとうございます」
と言ってあげることができるのです。
・「自分の方が正しい」という意識を捨てて
考えてみましょう・・
人に仕事を無理矢理押しつける
→部下にきちんと仕事を任せることができる
→人を育てる能力がある(p86)
■そのうえで、
上司の無茶な要求は
断らなければなりません。
言い方がひどい中傷であれば、
記録を取って、傷ついていることを
伝えなければなりません。
そうしなければ、
いずれ上司は他の人から通報されて、
左遷されてしまうでしょう。
今、職場で困っている人の
視点を変えてくれる本だと
思いました。
豊田さん、
良い本をありがとうございました。
───────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・ネガティブな攻撃をする人というのは、
過去に必ずネガティブ体験(トラウマ)を
している(p77)
・あなたは、「雰囲気」や「和」が
大事だと考えている・・
厳しい上司は、「成果」や「完璧」を
求める(p64)
・あなたが『課長と同じ職位』になったと
想定して、さらに、
『課長の性格ならこう感じるだろう』
という想像ができると、これまで
見えなかったものが見えてきます(p65)
・上司のお気に入り社員と自分は、
どう違うのかを検証してみよう(p67)
・「仕事上の師匠はどういう方だったのですか?」
と回顧してもらおう・・・
上司にも過去を掘り下げるワークを
プチ体験してもらうのです(p154)
・ストレートに「傷ついている」ということを
伝えてみましょう・・・
「課長、すいません
とても言いにくいんですが、そうやって
いつも人前で感情的に怒られると、
私はとても辛い気持ちになります(p101)
・上司の、これまで許せなかった行動を
少しだけマネる・・(p165)
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【私の評価】★★★★★(90点)
■目次
第1章 辛い思いを癒してくれる4つの視点
第2章 自分を苦しめていた6つの誤解
第3章 知ると気持ちが楽になる、6つの上司心理
第4章 上司との力学を変える7つの方程式
第5章 すべての原因である「家族との関係」を修復する4つの柱
第6章 社内で最もかわいそうな上司を救う4つの処方箋
第7章 これからあなたのビジネスライフにさらに役立つ6つのスキル
読んでいただきありがとうございました!
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