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「逃げられない人間関係から解放される本」豊田真豪

2017/03/24公開 更新
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逃げられない人間関係から解放される本


【私の評価】★★★★★(92点)


要約と感想レビュー

 この本は、ジャイアンやトランプ大統領のような上司にいつも批判されて困っている!という人のための一冊です。どこにでも批判の好きな人はいるものです。そんな上司が近くにいると、ついオドオドしてしまうということがありませんか?


 実は「威圧的な人こそ、実は臆病」だから、先に攻撃してくるのです。そうした相手に対して、「すいませんが、その威圧的な言い方や態度をやめてもらっていいでしょうか。私はかなり困っています。このままでは通常業務に支障がありますので、〇〇に相談させてもらおうかと思っています」と伝えることができれば、攻撃はなくなります。でも、それができないからこの本を読んでいるのですよね。


・誰かから攻撃・批判されやしないかとオドオドする・・という習慣から逃れられないため、人生を堂々と生きていくためのエネルギーが少なくなっている(p4)


 まず、最初にやることは、現状を客観的に見ることです。弱い立場の自分が、上司からいじめられている・・・という考え方では、愚痴しか出てきません。確かに相手の言い方は悪い。相手も完璧ではないから、攻撃的になっているのかもしれないのです。


 そういえば、自分も小学校のころ弱い子をいじめたことがあったなぁ・・。弱いものいじめをするのは、その人が弱いからなのかもしれないなあ、と現実を冷静に見るのです。すこし状況を冷静に見れるようになったら、次は実際にどう対応するかです。


 自分のオドオドした態度も悪い。はっきり言うべきは言うべきかもしれない。最悪の場合、出るところに出る覚悟を持てばいいということもあるでしょう。反対に「イヤなことをしてくる上司に自分はよく耐えている。そして、自分より下の者に同じような仕打ちをしない自分はなんていい人なんだろう」といった思考に陥ると、結局自分を苦しい状態に追いつめてしまうことになります。


 やはり、こうしたプロセスで、一歩踏み出すのは自分一人だけでは難しいかもしれません。だからこそ、こうした書籍だったりコーチやカウンセラー、会社の相談窓口があるのでしょう。豊田さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・断言します。今の、そして今までのあなたのつらい日々というのは、決してムダにはなりません(p28)


・本音を言い合える間柄こそが真の友情関係・・言いたいことを押し殺して相手の要求ばかり飲んでいるというのは対等な関係ではなく、ただの「主従関係」です(p80)


・「『できないこと』『したくないこと』を我慢してやる必要は、一切ない」という言葉を、1日のうちのあらゆるところで唱える(アファメーション)ことをしてもらうようにしました(p74)


・今の性格になった原体験を思い出す・・あなたが今もっている"人間関係の基礎"を形成した要因は、「幼少期の家族関係」にある(p104)


逃げられない人間関係から解放される本
逃げられない人間関係から解放される本
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豊田真豪
ぱる出版
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【私の評価】★★★★★(92点)


目次

第1章 「失われたエネルギー」を取り戻そう
第2章 「自分の内面」を深掘りすると、呪いから解放される
第3章 威圧的な人の気持ちを感じるようにすると、視界がクリアになる
第4章 力学を変え、エネルギーバランスを調える
第5章 「人間関係の原点」となった場所を立て直す
第6章 被害者は、強力な「加害者予備軍」であることを知っておく
第7章 真の《心の自由》を手に入れて、「人生の目的」を思い出す



著者経歴

 豊田真豪(とよた しんご)・・・1973年生まれ。広島県立大学経営学部卒。ベストセラー作家・本田健が認定する『人間関係のマトリックス』ファシリテーターでもある。「生き埋めになってしまっている、"本来の自分"を掘り起こせ」をスローガンに、セミナー・執筆・コンサルタント活動によって多くのビジネスパーソンの救世主となっている。これまで延べ5000人を超えるビジネスパーソンの心を捉えている。


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