「すべての仕事は「問い」からはじまる たった1秒の「問題解決思考」」大嶋 祥誉
2016/11/22公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(82点)
■「問い」とは、
強力な武器です。
自分への「問い」は、
自分の心の中を
掘り出します。
考えるとは、自問し、
それに答えることなのです。
・今、自分に本当に大事なことって何?・・
「問い」のスイッチが入ることで、
あなたは「今、自分に本当に大事なこと」を
探しはじめました(p5)
■そしてまた、
他人に「問い」を使えば、
他人の思考を操ることができます。
真意がわからなければ、
「なぜやるのですか」
と聞けばいい。
想定が甘ければ、
「〇〇になったらどうしよう」
と質問すればよいのです。
・拡散したときには論点を絞り込むような
問いが必要ですし、収束しすぎて可能性を
十分に検討できないと思われたときは、
「何がしたいのか」「何が真の課題か」など
そもそもに立ち返るような問いや
他の可能性を探る問いが必要です(p180)
■足を引っ張るために
質問をする人もいますが、
そうした言いがかりにも
事前の準備が必要です。
あらゆる質問に対し、
思考をめぐらし、
答えることができてこそ
考えているということなのでしょう。
大嶋さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「本当にその仕事は必要か」
「それをやらないと本当に問題が起こるか」
という問いで不要な仕事を見つけます(p36)
・ある程度の「枠」があったほうが、
むしろ発想が豊かになります(p17)
・「どうしてダメなのか」
は過去に向かう問い、
「どうしたらいいだろう」
は未来に向かう問いです(p72)
・違う意見が出てくるかもしれません。
それをただ鵜呑みにするのではなく、・・
「どんな前提でこのようなことを言うのか」
と考えながら取り入れていくほうが、
課題の本質に近づきやすくなります(p138)
・「〇〇の件、忘れてませんか?」
という言い方だと、上司は
あまりいい感じがしません。
そこで、「〇〇の件のご相談なのですが・・」
というように、相手が気づきやすいような
要素を入れながら問う・・(p166)
・厳しい条件を呑んでもらう・・
「ちょっとスケジュールはきびしいんですが、
事前にお願いしておけば頼めますか?」
というアプローチもできます(p169)
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【私の評価】★★★★☆(82点)
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■目次
1章 なぜ「問い」が大事なのか
2章 質問する脳のつくり方 良い質問を生む「問い体質」
3章 ほとんどの問題は「問い」で解決できる
4章 他人と自分を動かす「問い」の使い方
5章 「問い」の力で人生の質を向上させよう
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