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「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」坪田信貴

2016/02/01公開 更新
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学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)


【私の評価】★★★★★(93点)


■テレビでビリギャルを知って
 手にした一冊です。


 本当に武田信玄を「たけだのぶ・・」と
 読めなかった子が、
 1年半で慶応合格したのですね。


 普通に考えたら、
 マジ、ありえね~。


 慶応受かったら裸で逆立ちすると
 言った先生、残念でした!


・さやかちゃんが慶応に入ったら、周りのみんな、マジでビビるよ。で、スゲーってなる。でもね、何より、絶対無理!って言われることを成し遂げたことが、自信になるんだ。それが大人になってからも、大事なことなんだ(p31)


■慶応合格のカギは、
 坪田先生の生徒の興味を引き出す
 教え方だと思いました。


 ただ、答えを教える
 のではないのです。


 質問する→わからない
 →一緒に調べてみよう
か(教える)


 まず、質問があるのですね。


 常に、生徒にどうしたら
 やる気を与えることができるか、
 考えている坪田先生に感動。


・僕は毎日、お風呂に入るたびに、考えていました・・どう言葉をかけたら、「努力することはムダじゃない」と教えられるのだろうか、と。(p202)


■感動は、それだけではありません。
 慶応大学に合格したとき、感動。


 そして、金髪の子どものために
 受かる可能性がほとんどない子どものために、
 お金がないのに百数十万円掻き集めた
 お母さんの気持ちにも感動。


 なにか難しいことに挑戦したときの
 気持ちを思い出させてくれる一冊ということで、
 ★5としました。


 坪田先生、
 良い本をありがとうございました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・子どもが学校に行きたくないのなら、よく理由を聞けばいいのです。あるいは1日でも2日でも、何とか行きたくなる理由を考えればいいのです(p71)


・大学受験で大事なことが3つあるんだけど・・1メンタル、2目標、3計画(p113)


・タマゴは立つってことを、"知っている"ことってすごく大事なの・・自分が成功することを"知っている"こと。・・たぶん、周りのみんなは「バカだ」とか「無理だ」とか「恥ずかしい」とか言うでしょう(p115)


・1目標校が決まったら、早めに過去問(赤本)を購入します・・
 2超基礎の問題集を1冊必ずやります・・
 3タイマーを使って学習する(p119)


・今後1年間で読むべき本を決めるよ・・月に1冊、全部で12冊読もう・・最初の本のタイトルは・・山田詠美の『ぼくは勉強ができない』(p125)


・さやかちゃんのような子にお勧めな日本史の学習方法は、ずばり、『学習まんが少年少女日本の歴史(23冊セット)』(小学館/1997年12月に出た改訂・増補版)をひたすら読むこと(p132)


・さやかちゃん、山登りって、どうやって登るか、わかる?・・あのね、山登りでは、ずうっと足元を見て歩かなきゃいけないんだよね。・・足元しか見えないと、つらくて、悲しくって、つらくて、つらくて、しょうがないんだけど、そうして登っていくと、いつの間にか、思いがけず高いところまで登っていて、すごい風景が見えたりするんだよね(p151)


▼引用は下記の書籍からです。
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)
坪田信貴
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2015-04-10)
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【私の評価】★★★★★(93点)



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■目次

第1章 金髪ギャルさやかちゃんとの出会い
第2章 どん底の家庭事情、批判にさらされた母の信念
第3章 始まった受験勉強、続出する珍回答
第4章 さやかちゃんを導いた心理学テクニックと教育メソッド
第5章 見えてきた高い壁―「やっぱり慶應は無理なんじゃないかな」
第6章 偏差値30だったギャル、いよいよ慶應受験へ
第7章 合格発表と、つながった家族

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コメント(1)

最近、映画「ビリギャル」を再び見ました。

誇張の部分があるかもしれませんが、
私は素直に坪田先生とさやかちゃんに共感しました。

どんな条件下でも素直さを失わないさやかちゃんは凄い。

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