「アファメーション」ルー・タイス
2015/08/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(82点)
要約と感想レビュー
自分にとって何が最善か
私が衝撃を受けたコトバは、「自分で目標を設定しないと、他人に使われる人になる」です。人は環境から影響を受けており、必ずしも自分のために最適な選択ができません。そうならないためには、自分の思い・感情をしっかり把握する必要があるのです。
テレビにしろ、学校の先生にしろ、多くの私たちの環境が、私たちを誘導しようとします。それに騙されてはなりません。それは、自分がやりたいことなのか。それは、自分のためになるのか。それは、自分で納得できるのか。自分の人生は自分で選び、自分で行動するのです。
また、無理に自分の個性を変える必要はありません。変わることを自分に強いる必要はないのです。自分が本当にそう望むのでないかぎり、無理に成長させる必要はないのです。今のままの自分で、成功することはできるのです。
・自分にとって何が最善かを考えましょう。「しなければ」と自分に言い聞かせる代わりに、「私はこれを選ぶ、これがしたい、これをやる」と言いましょう(p89)
自分の感情は自分でコントロール
著者の言いたいことは、他人によって、あなたの心と行動に影響を与えられるべきではないということです。自分の感情は自分でコントロールしなければならないのです。他人にあなたの気分を決めさないようにしましょう。
なりたい自分になるために、プラスの事象があってもマイナスの事象があっても、「これがどう役立ってくれるだろう?」「私にはどんな可能性があるだろう?」と、自分に問いかけて自分にとってプラスを引き出す事が大事です。「一日一日、より良い自分になっている」という状況を作りましょう。
著者のアドバイスは、「理想の世界を考えてください。たとえ今の自分はめちゃくちゃで、否定すべきことばかりだとしても」ということです。「思考は現実化する」と言われるように、人は思ったことを実現できるのだと思いました。だからこそ、その方向が自分の望むものか、どうかよく考えたいものです。タイスさん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・私は誰かに拒絶されたり、自分の能力不足を感じたりしても、自分を別人のように偽ったりはしません。つねに自分でいなければならないのです(p22)
・1 ビジョン、使命、価値観、動機、態度を明らかにする
2 創造的な思考、ポジティブなセルフトークを取り入れる
3 ターゲットを定義し、目標の刷り込みを行う
4 行動を起こし、方向を正す
5 人を育て、組織を改善する(p28)
・欲しいものリストには170のものが書き込まれました・・実際にそれが家の中にあるところを想像しました(p48)
・頭の中で夢を描き、秘密の人生を自由に語る許可を与えましょう。みなさんにこの言葉を贈ります。「あなたが想像することは、現実世界で実現できる」(p50)
・ネガティブな魔法使いの制約から逃れなければなりません・・・「君には心がない、勇気がない、脳みそがない、適正がない、この仕事には向かない」と告げるネガティブな魔法使い・・・(p394)
【私の評価】★★★★☆(82点)
目次
1 人生を変える「言葉の法則」
―ビジョン、使命、価値観、動機、態度を明確にする
2 一瞬で自分を変える「アファメーション」の法則
―新しい自己イメージの作り方
3 新しいゴールを「脳にプログラミングする」方法
―目標設定と刷り込みを行う
4 自身のエフィカシーを高めるアファメーション
―能力を引き上げ、行動を起こし、方向を正す技術
5 他人とチームを育てる「アファメーション」の法則
―他人を変えれば自分も変わる
著者経歴
ルー・タイス(Lou Tice)・・・心理学者。高校教師兼フットボール・コーチを経て、米国心理学会の権威バンデュラ教授と1971年に米国自己教育機関TPIを設立。「認知心理学」と「脳科学」を駆使した、ゴールを達成するための自己啓発プログラムを展開。
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