「少年日本史」平泉澄
2015/07/19公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
■古事記から平安、江戸、明治維新、大東亜戦争と
日本の歴史をおおまかにたどる大書です。
すべての漢字にルビがふってあるのが、
読みやすい。
歴史を学ぶのは大切だと思います。
平泉さん、
良い本をありがとうございました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・奈良時代には、大野東人という豪傑が、
東北の反乱を討って、多賀城を築き、
之を根拠地として治めました。
多賀城は、仙台の東北、塩釜の近くにあって、
非常に雄大な規模をもっています。
その東人や、苅田麻呂の努力にも拘わらず、
東北には、またしても反乱が起り、
重要な官吏が殺されるという不祥事が続出しました。
そこで桓武天応は、苅田麻呂の子、坂上田村麻呂を
起用して、征伐に向かわせたのです(p168)
・薩摩の大久保利通、西郷隆盛、長州の廣澤眞臣、
品川彌二郎等は断然統幕を主張しました。
同じく大改革を考えて、之と連絡を取る者に、
土佐藩と安藝藩とがありましたが、是等は
武力討伐よりも和平解決を主としました(p638)
・幕府の廃止を喜ばす、之を薩長の我儘なる振舞と
考えて、憤る者、江戸に於いても、関東各地に於いても、
奥羽地方に於いても、兵を挙げて反抗を試みました。
然し、前将軍慶喜が、すでに恭順に徹底している以上、
そららの抵抗は次々に鎮圧せられました(p642)
・当時の韓国には、数多くの弊害がありました。
その一つは頑固に鎖国主義をとって、
世界情勢に盲目である点、今一つは清国の
勢力を過信して、その属国となろうとする点、
その二点が特に重大でした(p666)
・昭和六年、満洲では、二百人の朝鮮出身農民が
萬寶山で暴行を受け、中村大尉が支那兵によって
殺されるなどの事件が頻りに起った後、
九月十八日奉天郊外の柳條溝に於いて、
鉄道爆破があり、それをきっかけとして、
戦いが始まりました・・(p687)
【私の評価】★★★☆☆(70点)
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