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「残酷な20年後の世界を見据えて働くということ」岩崎 日出俊

2014/12/29公開 更新
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残酷な20年後の世界を見据えて働くということ


【私の評価】★★★☆☆(79点)


要約と感想レビュー

■日本興業銀行、米国投資銀行を経て
 61歳となった著者が教える
 未来を見据える力です。


 銀行とは企業の未来に
 お金を貸すところ。


 したがって、
 未来を見通す力がないと
 お金を失います。


 著者には、日本の未来は
 どのように見えるのでしょうか。


・銀行の審査部は、企業にお金を貸していいかどうかを判断する職場・・自分の勤務先の興銀を審査した場合、その将来は暗澹としたものに見えてきた(p26)


■人口ピラミッドを見れば、
 日本の未来はある程度見えてきます。


 人が減るわけですから、
 需要は減るし、働き手も減る。


 そして、成長する産業があれば、
 衰退する産業もある。


 その中で日本人は生きていかなくては
 ならないのです。


人口の減少がもたらす影響は衝撃的だ。・・・人が住むはずの家が空き家になってしまう・・・現在日本の住宅戸数は6063万戸。このうちすでに14%に上る820万戸が空き家である(p31)


■著者の結論は、
 自分の価値を高めておくこと


 お金を稼ぐ能力があれば、
 どこでも生きていけるのです。


 岩崎さん、
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・無人レジ(セルフレジ)は年々増加しており・・・これから先「スーパーやコンビニでのバイト」といった職種自体がなくなってしまうかもしれない(p92)


・デトロイト市より一足早く破綻したカリフォルニア州ストックトン市では、2009年以降、今日までに、公務員の40%以上、消防隊員の30%、それに警察官の25%を削減した(p97)


・私は安易に転職することを勧めない・・・誰もが人間関係に苦労し、上司の理不尽な要求に耐えて仕事をしている(p108)


自分の能力、市場価値をつねに高めるように努める。そうすれば、たとえどんなことがあっても大きな失敗にはならない。(p119)


・家に帰れるのはだいたい深夜1時か2時。このとき「あーそうだ、あの件をもう一度サンフランシスコの奴と話しておこう」・・実は、ここが勝負の分かれ目だ(p189)


・結局のところ、大企業にいようと起業家だろうと、成功する人は1 努力する人、2 諦めない人
 3 人に好かれる、といった人
だ(p234)


残酷な20年後の世界を見据えて働くということ
残酷な20年後の世界を見据えて働くということ
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岩崎 日出俊
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【私の評価】★★★☆☆(79点)


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読んでいただきありがとうございました!


目次

第1章 今から20年後の世界人口は87億人。一方でシビアな状況を迎える日本
第2章 勃興する成長産業に目をつけろ
第3章 パイ(売上高と営業利益)が大きくなる企業の見抜き方
第4章 なくなる職種、絶対なくならない職種、新たに求められる職種
第5章 狩猟的職業選択のススメ、定住的職業選択のリスク ~公務員はいなくなる!?
第6章 バイリンガル的な語学力は必須 そのうえで差がつくスキルとは
第7章 未来情報を織り込むマーケットと向き合い、胆力と察知力を身につける方法
第8章 年収1000万円超になっても、「激務」だけが残る働き方を目指すべきではない
第9章 「働きがい」を因数分解しながら、さらなる成長を目指せ
第10章 苛烈な資本主義(≒レッドオーシャン)に取り込まれない働き方が起業であるという逆説


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