「ゲーム理論の思考法」川西 諭

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ゲーム理論の思考法 (中経の文庫)

【私の評価】★★★★☆(85点)


■「人生とはゲームである」と
 よく言われますが、
 その人生を支配している
 ゲーム理論の基本を学ぶ一冊です。


 私もこれまで「囚人のジレンマ」くらいしか
 学んでいなかったので、
 ありがたい一冊でした。


 社会で起こる現象は、
 ゲーム理論で整理できるものが多いのです。


 私を含めて日本人は、ゲーム理論のような
 全体構造とルールの分析が不得意なのかなあ、
 と感じました。


・起こっている問題がどのような構造になっていて、
 どんなルールに支配されているのかを考える際、
 その全体像を「ゲーム」と呼んでいる(p2)


■ちょうど今、テレビ番組で柔道やジャンプなど
 スポーツのルールが日本人の不利になるように
 改正されていると問題提起していました。


 日本人は今のルールでどう勝つか考えますが、
 ルールを変えようとする人もいるのです。


 確かにルールを変えることができるなら、
 自分に有利なように変えればいい。


・「勝てないゲーム」なら、
 「ルール」を変えよう(p42)


■戦略思考といえばかっこいいですが、
 こうした現状のルールを俯瞰的に分析し、
 次の打ち手を考える。


 これがゲーム思考なのですね。


 川西さん、
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・囚人のジレンマ構造・・・
 お互いにとってよりよい選択肢があるにもかかわらず、
 それを選びとることができない(p76)


・囚人のジレンマ・・・
 もし、このゲームを永遠に繰り返すとしたら、
 2人はどのような行動をとるでしょうか。・・
 お互いにとってベストな選択肢を自然に選ぶよう、
 ジレンマを抜け出すことに成功したのです(p199)


・「裏切ったら、やり返す」・・・
 「お前が裏切ったら、この先不利益を被ることに
 なるんだぞ」とお互いに脅し合うことで、
 奇妙な協調関係が成り立つのです(p202)


・カラ脅し・・・規律を守らなかった人たちは
 「罰則はないのか、ラッキー」と思い、
 規律を守った人は「まじめにやって損をした」
 と感じます(p184)


・社会貢献ファンド・・・
 仮に損失が出たとしても、
 「社会貢献のためにお金を出したんだ。
 利益なんて二の次だよ」と笑っていられます(p251)


ゲーム理論の思考法 (中経の文庫)
川西 諭
中経出版
売り上げランキング: 27,224

【私の評価】★★★★☆(85点)


■目次

序章 ゲーム理論で「3つの力」を手に入れる
第1章 囚人のジレンマ ~ゲーム理論入門~
第2章 コーディネーションゲーム ~「有利な市場」をつくる方法~
第3章 3つのゲーム ~利害関係の多様性を知る~
第4章 ダイナミックゲーム ~「時間的な視野」を広げよう~
第5章 人間は「不合理」に動く ~感情+ゲーム理論~


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