「会議がうまくいくたった3つの方法」下地 寛也
2014/08/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
要約と感想レビュー
学校では教えてくれない会議での注意点を学びます。会社は会議で動いているのに、会議について勉強している人が少なすぎます。いかに良い会議をするために、何を準備できるのか学びましょう。それが良い司会者となる道なのです。
まず、事前の準備をするために、会議の流れをイメージしてみましょう。著者がおすすめするのは、一度、頭の中で会議をやってみることです。議事録を書いてみてもいいでしょう。どのような意見が出て、どのような結論を出すのかイメージするのです。
・私が一番大切だなと思っていることは、事前に一度自分の頭の中で、その会議をやってみることだと思います(p135)
会議に先立ってテーマを決めます。そして、アイデア出しの会議なのか、決める会議なのか、情報共有の会議なのかを決める。資料が必要なら資料を準備する。時間を割り振って、発表者に事前に持ち時間を伝えて、時間厳守を注意しておく。必要なら、キーマンへの根回しも行います。こうした事前の準備をするためにも、一度頭の中で会議をやってみる必要があるのです。
・進行役は質疑や入れ替え時間を差っぴいて、発表担当者に持ち時間を伝えましょう。10分の持ち時間であれば「5分で説明、3分で質疑、2分で入れ替えでいきます(p118)
会議においては、会議の目的、ゴール、時間配分、議事録等をはじめに説明します。議事録なら、著者のお勧めはメールソフトに直接議事録を書いていくか、ホワイトボードの板書を写真に撮って、それを議事録代わりにすることです。
そして、会議がはじまって、アイデアを集めるなら司会者が質問する。意見を集約するなら集約。司会者がファシリテートするのです。私も事前に会議のチェックリストを作ろうと思いました。
下地 さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「良い会議」とは・・・
1参加者からたくさん意見がでて
2それでも時間内に結論に達し
3会議中リラックスした雰囲気があったとき(p15)
・ブレインストーミング・・
「批判厳禁」・・
「自由奔放」・・
「質より量」・・
「結合改善」(p40)
・自分で意見を言うのではなく、参加者に質問を投げかけていく。人間は不思議なもので、質問されると、自主的に考えようとする習性があります(p153)
・うなずいて聴くというのが大切ですが、話が終わった瞬間に「いいですね!」と言いましょう(p156)
・"決めない二段階多数決法"でキメル!・・・
1 20~30個ある選択肢のなかで、直感で良いと思うものを3つ選んで手を挙げてもらう
2 上位3~5個の候補について、何が良いか、何か問題点があるかを議論してもらう
3 ・・再度、良いと思うものを1つ選んで・・(p129)
・「報告のポイントを絞ってください」とか、「問題点でみんなに確認してほしいところに絞って 話してください」という風に発表者にダラダラと話をさせない注意喚起も必要です(p119)
【私の評価】★★★☆☆(73点)
目次
はじめに いろいろな会社の会議に参加してみて考えること
第1部 会議の特性を理解しよう!
第2部 会議がうまくいく3つの方法
終わりに 会議のひらめき・はかどり・ここちよさを求めて
著者経歴
下地寛也(しもじ かんや)・・・コクヨファニチャー株式会社。「コクヨの研修」スキルパークシニアトレーナー。1969年生まれ。千葉大学工学部工業意匠学科卒。オフィスインテリアデザイン設計、米国インテリア設計事務所留学、働く環境と従業員の行動(創造性、コミュニケーション、場のあり方等)に関する分析・研究などの業務に従事したのち、2003年より、現職にて法人顧客に対する企業変革コンサルティング、人材育成・教育研修を担当。同時にコクヨ株式会社人材開発部にて、コクヨグループの人材育成の企画・実施にも取り組んでいる
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