「クラウドソーシングでビジネスはこう変わる」吉田 浩一郎

【私の評価】★★★☆☆（74点）

要約と感想レビュー

■クラウドワークス社長による
　クラウドワークスのすすめです。

　クラウドワークスとは、
　インターネット上で、個人が仕事を
　請負う仕組みです。

　個人が請負うので、
　会社対会社よりも
　かなりお安くなっています。

・クラウドソーシングは「安い」・・・だいたい従来の発注と比べ、五分の一から10分の一くだいと考えればいいと思う（ｐ67）

■wikipediaのように
　インターネット上のボランティアで
　辞書ができてしまう時代です。

　アルバイトもネットで探すし、
　仕事もネットで探す人が多い。

　すべてがネットに収束していく
　ということでしょう。

　ネットの世界では、海外の人とも
　若者とも退職世代とも
　簡単につながることでできるのです。

・クラウドワークスに登録している海外在住のワーカーは、現在およそ4000人超。この数は、わずか一年で20倍に増えている。・・ちなみに主な発注案件は、開発やデザイン、テープ起こしや翻訳などだ（ｐ127）

■これから、クラウドワークスは
　増えていくことでしょう。
　簡単な仕事ならクラウドワークス。

　将来は仕事の半分くらいが
　クラウドワークスになる可能性も。

　良い世界なのか悪い世界なのかわかりませんが、
　この潮流を変えることは
　できないのだと思います。

　吉田さん、
　良い本をありがとうございました。

この本で私が共感した名言

・友だちにデザイナーがいれば、気軽に二、三万円くらいでお願いすることができる。しかし、これがデザイン会社や製作会社への発注となるとそういうわけにはいかない（ｐ41）

・プラットフォームのスタイル・・・翻訳・・Conyac コニャック（日本）・・デザイン C-team シーチーム（日本）・・ゼネラル型・・CrowdWorks クラウドワークス（日本）・・Lancers ランサーズ（日本）Yahoo!クラウドソーシング（日本）Job-Hub ジョブハブ（日本）（ｐ74）

・ウォルマートは、・・・消費者参加型のコンテスト「Get on the Shelf」を2012年から開催している・・フェイスブックなどのソーシャルメディアからウォルマートで売ってほしい製品を応募して、投票で上位につけた製品を実際に販売する（ｐ96）

・クラウドソーシングの「早さ」と「安さ」は、それ事態で企業にとって大きなメリットだが、それによって細かなトライ＆エラーを繰り返すことが可能になる（ｐ141）

・「育児中だが、クラウドワークスを通じて仕事を続けることで、スキルアップを実現できている」という声も寄せられた（ｐ168）

【私の評価】★★★☆☆（74点）

目次

はじめに
第1章:「個」の時代が始まった
第2章:クラウドソーシングの仕組み
第3章:商習慣をReデザインする
第4章:21世紀の新たなワークスタイルの到来
第5章:新たなビジネスモデルの先にあるもの
資料編
・クラウドソーシング活用事例《企業編》
・クラウドソーシング活用事例《個人編》
おわりに

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