「幸せの予約、承ります。―これまでの生き方、これからの生き方」小笠原 慎吾
2014/03/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
要約と感想レビュー
幸せになるためのコツ
プロフィールに"宇宙物理研究家"と書いてあるこの人は何なんだろう?かなり怪しい。今、時代が大きくかわる変換点にあるという。「宇宙のルール」が変わってきているというのです。
そして、新しい時代に幸せになるための具体的なコツを見ていくと、普通の成功哲学に近い感覚です。好きなことをする。人の目は気にしない。どんな状況でも楽しむ。素直になる。そうしたことが許される社会、個性的なことに価値が生まれる社会になってきているのかもしれません。
この本では運を呼び込むコツは、「心のゴミを捨てる」ことと書いていますが、つまり従来の常識で心に溜まったマイナスの記憶を良い方向に転換していくということなのでしょう。例えば、病気で仕事の出世が無理になったとしても落ち込むのではなく、自由な時間が増えたと喜ぶべきことと捉えるのです。
この混乱は世界の終りではなく、新しい時代の始まり・・・「自由・共生・進化」という「宇宙のルール」さえわかっていれば、状況に応じて最もふさわしい行動がとれるはずです(p34)
運をよくするコツ
さらに運をよくするコツを見ていきましょう。第一のコツは、「心と体をいま・ここに合わせる」ということで、禅の教えに近いです。第二のコツは、「我慢せずに好きなことをする」、第四のコツは「人の目は気にしない」ということで、自分を大切にするということです。
つまり、世界の中心に自分を置くということです。「天上天下唯我独尊」という仏教の教えに近いものを感じました。確かに、時代が変わってきたのかなと感じました。人の目を気にするマツコ・デラックスは売れないだろうから、時代は個性を求めているのでしょう。小笠原さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・病気で入院したとしましょう。「仕事ができなくなる」とあせるかわりに、「自分の時間がもててよかった」と考えるのはどうでしょうか。(p52)
・一つめは、自分の身の丈に合った仕事をすること・・・二つめは、お金を上手に使うこと・・三つめは、際限なくほしがらないことです(p103)
・<夜の時代>→<昼の時代>
名誉 →転生(人生)
地位 →芸業(天職)
財宝 →裕福(気持ちよくお金を使う)(p117)
サンマーク出版
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
目次
プロローグ 楽しい時代が始まった
1 幸せになるコツ、教えます
2 宇宙のルールを知りましょう
3 世の中はこう変わりつつある
4 「心の目」で生きる時代
著者経歴
小笠原 慎吾(おがさわら しんご)・・・1933年和歌山県生まれ。宇宙物理研究家。東京を中心に講演等で活躍
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