「決算書でわかる! いい会社、やばい会社は「ここ」で見抜く!」大畑 伊知郎

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決算書でわかる!  いい会社、やばい会社は「ここ」で見抜く!

【私の評価】★★★☆☆(73点)


■上場企業の有価証券報告書は、
 決まったルールで作成され、会計士がチェックし、
 だれでも読むことができます。


 その情報を分析するときに効果的な手法は、
 「比較する」ということです。


 過去の推移を見る。
 他社と比較するのです。


・財務諸表の数字は、ほかの数字と比較して
 はじめて意味が明らかになります・・・
 1 財務諸表とほかの数字との比較
 2 過年度の財務諸表の数字との比較
 3 他社の数字との比較(p62)


■「決算書はお化粧ができる」というように、
 経営者には決算書を良く見せたいという
 誘惑があります。


 そうした誘惑を助長するような、
 お化粧の方法が実際にあるのです。


 それを知ったうえで、
 決算書を見ることが必要なのでしょう。


 そういえば、半沢直樹では迂回融資を隠ぺいするため、
 貸付金を隠していました。


・ROAの場合、分子の事業利益とは会社の事業活動から来る
 キャッシュ・フローにほかなりません・・・
 ROEの分子は当期純利益であり、当期純利益は
 営業外損益や特別損益によって「お化粧」ができる(p95)


■この本の良いところは、
 実際の企業の比較をしているところです。


 富士重工業とマツダ。


 グリーとDeNA。


 マクドナルドとモスバーガー。


 お化粧はできても、
 数字は嘘をつかないのですね。


 大畑さん、 
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・従業員はコストセンターである反面、
 利益を生み出すプロフィットセンター(利益の源泉)でもあります・・・
 希望退職を実施すると、辞めてほしい人と一緒に辞めてほしくない人も
 辞めてしまうという現象が生じます(p139)


・DeNAの売上高に占める与信関連費用の割合が
 ほどんどゼロで推移しているのに対し、
 グリーのそれは、年々上昇・・・
 グリーの外注費はDeNAのおよそ2倍(p163)


・売上高に対する販売費及び一般経費の比率が、
 日本マクドナルドでは11.99%であるのに対し、
 モスフードサービスのそれは44.86%(p176)


・モスフードサービスの棚卸資産回転率
 平均して0.5か月前後なのに対し、
 日本マクドナルドのそれは一桁少ない
 0.04から0.08か月です(p177)


・ローソンの連結損益計算書の利益率と比較すると、
 単体の利益率のほうが連結の利益率よりも際立って 
 高い数値になっています。・・・
 経営効率の悪い子会社が足を引っ張っているのではないか、
 ということが推測できるのです(p171)


決算書でわかる!  いい会社、やばい会社は「ここ」で見抜く!
大畑 伊知郎
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★☆☆(73点)


■目次

0 「決算書」とは何か?
1 財務諸表は、「ここ」を見る!
2 プロ会計士の数字分析術
3 いい会社とやばい会社を見抜く7つの視
4 実践!有名企業の決算書を読み比べよう!


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