「論より詭弁 反論理的思考のすすめ」香西 秀信

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論より詭弁 反論理的思考のすすめ (光文社新書)

【私の評価】★★☆☆☆(69点)


■生きていると、
 人と議論する必要が出てきます。


 特に会社では、会議や打ち合わせで
 一定の方向性を決めなくてはなりませんので、
 結論とその理由が必要です。


 そこに、レトリックで
 相手を押し込む技術を持っている人が
 有利になる場合があります。


・テロリストの卑劣な要求に屈しないことと、
 屈することの、
 どちらが正しいのか?(p61)


■これはテレビでの議論を見ていると、 
 よくわかります。


 靖国神社に行くべきか、行かざるべきか。


 テロリストの要求に屈するのか、拒否するのか。


 捕鯨が止めるのか、続けるのか。


 そこには、正しい正しくないより前に、
 結論があり、その結論を補強する
 論理があるようにさえ思えます。


 そういった点では、
 特に日本人はこのレトリックを
 学ぶ必要があるのでしょう。


・人に訴える議論・・・
 彼の人格等を攻撃することによって否定しようとする。・・・
 彼の行動との不一致や過去の発言との矛盾を指摘・・・
 彼の立場が偏向している、あるいは公平でないことを指摘・・・
 類似した行為を相手もまたなしていることを指摘して、
 その非難を骨抜きにしようとする・・・(p119)
 

■やや学術的で、まじめな本でした。


 もっと議論や人を説得する本を
 読んでみたいと思いました。


 乞うご期待。


 香西さん、 
 良い本をありがとうございました。


───────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・議論に世の中を変える力などありはしない。
 もし本当に何かを変えたいのなら、議論などせずに、
 裏の根回しで数工作でもした方がよほど確実であろう(p9)


・先生が、徴兵制に気軽に賛成できるのは、自分はもう
 兵隊にとられる年ではないという安心感があるからではありませんか。」
 これを聞いたA教授は即座に言い返した。
 「それなら、君が徴兵制に反対するのは、自分が兵隊にとられる
 年だからではないのか。」(p120)


・a. 村会議員がヨーロッパ視察に出かけた。
 b. 村会議員がヨーロッパ見物に出かけた。(p166)


・正しい根拠が多すぎてはいけない・・・
 (総理大臣の靖国神社参拝に反対する根拠として)
 a 「憲法で規定した政教分離の原則に違反する」
 b 「中国をはじめとるすアジア諸国の反発を招き・・
 a の議論にb が加われば、それはa の議論の説得力を
 損壊させるだけの結果となる(p74)


・質(たち)の悪い人は、
 相手に対する定義の要求を、
 論争での武器の一つとして使用することがある(p89)


論より詭弁 反論理的思考のすすめ (光文社新書)
香西 秀信
光文社
売り上げランキング: 16,146

【私の評価】★★☆☆☆(69点)


■目次

序章 論理的思考批判
第1章 言葉で何かを表現することは詭弁である
第2章 正しい根拠が多すぎてはいけない
第3章 詭弁とは、自分に反対する意見のこと
第4章 人と論とは別ではない
第5章 問いは、どんなに偏っていてもかまわない


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