「営業マンは「商品」を売るな!」加賀田 晃
2013/08/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
要約と感想レビュー
相手を「好き!」と思いながら話す
典型的な熱心な営業マンを学ぶ一冊です。まず、基本は礼儀です。会った瞬間に「感じがいい」と思われる「あいさつ」や服装、礼儀が必要です。
礼儀の大原則(二)としては一度に二つ以上のことをしてはならないとしています。例えば、扉を開けるなら開けてから挨拶をするということです。他の著書では「お客に断らせない」話し方が中心でしたが、この本では精神的なところを強調しているのが印象的でした。
楽しそうに話す、相手を「好き!」と思いながら話す、質問で誘導する、 興奮して話す、という精神的なことも大事なのです。
・まずこちらが相手を好きになることです。自分から「好き!」という信号を発すれば、その好意は必ず相手に伝わって、相手もこちらを憎からず思うようになります(p90)
お客さまのためにその商品を売る
著者の言いたいことは、「どうせ買うなら、君から買おう」と、言ってもらう方法です。
そもそも営業マンは、お客さまのためにその商品を売るのです。商品のメリットを教えてあげて、お客のよりよい人生のため、生活のため、家族の平和のために売ってあげるのです。商品を売ることでお客をハッピーにして、自分もハッピーになるということです。
最後は、興奮して話せ、と言っています。私も、絶対おすすめの本は、興奮しておすすめしたいと思いました。加賀田さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・礼儀の大原則(四)すべての動作の移り目に0.1秒の静止・・こちらが名刺を取り出したとたん、ひったくるように受け取る人がいますね(p59)
・プロの道程・・・
一、胸を張って速足で歩け・・・
四、間髪入れずに質問しろ・・・
六、一分以内に座れ・・・
十一、クロージングは興奮しろ・・(p132)
・断られないためには、相手の意思、つまり「イエス」か「ノー」かを絶対に確認しないことです(p26)
・君が負けたら百円、僕が負けたら一万円というぐあいにした。・・・私は自分を売らざるをえない状況に追い込み、死にもの狂いで売りまくりました(p126)
【私の評価】★★★☆☆(74点)
目次
第1章 営業マンに必要なのは「愛」と「情熱」である
第2章 お客に最大限の「愛」と敬意を払う――礼儀編
第3章 「話し方」次第で契約できるかどうかが決まる――話し方編
第4章 "性弱説"から生まれた「売れる原因」「売れない原因」
著者経歴
加賀田 晃(かがた あきら)・・・1946年、和歌山県生まれ。営業セミナー講師。小学校4年生から新聞配達を始める。出会う人すべてに新聞の勧誘をしたことが、のちの「加賀田式セールス」の基礎となる。23歳から営業の世界に入り、初日からノーミスで契約をとりつづける。不動産、学習図書など17社で営業を経験し、そのすべてでトップを記録、驚異の「契約率99%」を誇った。もっとも長い期間では、学習図書の飛び込み営業で約1年間パーフェクト(契約率100%)の記録を樹立した。 1985年より「加賀田式セールス」研修を開始。これまでのべ800社以上、3万人以上の受講者にそのノウハウを伝授し、数多くの営業のスーパースターを育て上げてきた。研修を受けた企業の売り上げは軽く倍増、なかには一気に10倍になった企業もある。驚異的な伝説の数々に、いつしか「営業の神様」と呼ばれるようになる。
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