「営業マンは「お願い」するな!」加賀田 晃
2013/07/09公開 更新

Tweet
【私の評価】★★★☆☆(77点)
■会った人のほぼ100%に商品を売ってしまうという
加賀田さんの一冊です。
まず、最初に必要なのは、礼儀。
次に、この商品が一番いいのだ、
という確信。
そして熱心さでしょうか。
・私はお客のもとへ向かう途中、いつもこう口ずさんでいました。
「私はウソをつかない。私はお客さんのためにいちばん
いいものを売ってあげる。私は青い鳥である。福の神である。
私から買うのがお客さんはいちばんハッピーである。
私が売ってあげないと、ほかの会社のよからぬ営業マンが、
よからぬ商品を不当に高い値段で売るかもしれない(p39)
■もちろん、相手に断らせない
話の技術も必要になります。
飛び込み営業なら、
相手を話に引きずり込む技術も必要です。
断る相手の断る理由を、
どんどんなくしていくのです。
最終的には、自分の熱心さが
大切なようです。
・私はくり返し、営業マンは明るく熱心でなければ
ならないと述べてきました。営業先では、
ふだんより二倍も三倍も大きな声で話せと教えてきました・・・
身振り手振りを交えて熱っぽく話すのです(p140)
■根本のところで間違うと、
押し売りの技術になってしまうと思いました。
押し売りと一流の営業マンは紙一重です。
それは、お客様のためになっているのか
どうかということです。
加賀田さん、
良い本をありがとうございました。
───────────────────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・営業とはよいと信じた物を
相手のために
断りきれない状態にして
売ってあげる
誘導の芸術である(p26)
・相手に「気づかせる」ためには何をすればいいのかー
お客に「質問をする」のです(p46)
・お客 はい、鈴木です。
営業 あの、鈴木さんのお宅でございましょうか?
・・・必ず聞き返しましょう。これは会話を一方通行にせず、
相手をこちらの土俵に引きずり込むためです(p77)
・「早速でございますが、社長さま、ちょっとよろしいでしょうか」
と言って椅子を指します。相手はどうぞ、と言う・・・
念のため言い添えておくと、私は絶対立ち話はしません。(p67)
・失礼にあたるかもしれないこと、込み入ったことを
質問する場合は、先回りして「失礼ですが」と
前置きすること。(p178)
・私は朝家を出たら、すれ違う人全員にあいさつをします。
「おはようございますっ!」・・・
会社に着いたら着いたで、だれ彼かまわず話しかける。
そうやって徐々にフィーリングを高めていくのです(p86)
・興奮がなければ"ただの人"(p146)
【私の評価】★★★☆☆(77点)
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
■目次
第1章 営業とは「売ってあげる」仕事であるー哲学編
第2章 即決させる営業ーセオリー編
第3章 抵抗は真に受けるなー抵抗切り返し編
第4章 相手を意のままにあやつるー極意編
読んでいただきありがとうございました!
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 36,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
コメントする