「営業マンは「お願い」するな!」加賀田 晃
2013/07/09公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
お客さんのために売ってあげる
会った人のほぼ100%に商品を売ってしまうという加賀田さんの一冊です。まず、最初に必要なのは、礼儀。次に、この商品が一番いいのだ、という確信。そして最後は熱心さでしょう。
著者はお客様へ向かう途中、いつも次のように口ずさんでいたという。「私はウソをつかない。私はお客さんのためにいちばんいいものを売ってあげる。私は青い鳥である。福の神である。私から買うのがお客さんはいちばんハッピーである。私が売ってあげないと、ほかの会社のよからぬ営業マンが、よからぬ商品を不当に高い値段で売るかもしれない」
・営業とはよいと信じた物を相手のために断りきれない状態にして売ってあげる誘導の芸術である(p26)
熱心さが大切
もちろん、相手に断らせない 話の技術も必要になります。飛び込み営業なら、相手を話に引きずり込む技術も必要です。断る相手の断る理由を、どんどんなくしていくのです。最終的には、自分の熱心さが大切なようです。
営業マンは明るく熱心で、営業先では、ふだんより二倍も三倍も大きな声で話せと教えているという。身振り手振りを交えて熱っぽく話すのです。
・興奮がなければ"ただの人"(p146)
押し売りと一流の営業マンは紙一重
根本のところで間違うと、押し売りの技術になってしまうと思いました。押し売りと一流の営業マンは紙一重です。それは、お客様のためになっているのかどうかということです。
加賀田さん、良い本をありがとうございました。
無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信) 3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。 |
この本で私が共感した名言
・相手に「気づかせる」ためには何をすればいいのかーお客に「質問をする」のです(p46)
・「早速でございますが、社長さま、ちょっとよろしいでしょうか」と言って椅子を指します。相手はどうぞ、と言う・・・念のため言い添えておくと、私は絶対立ち話はしません。(p67)
・私は朝家を出たら、すれ違う人全員にあいさつをします。「おはようございますっ!」・・・会社に着いたら着いたで、だれ彼かまわず話しかける。そうやって徐々にフィーリングを高めていくのです(p86)
【私の評価】★★★☆☆(77点)
目次
第1章 営業とは「売ってあげる」仕事であるー哲学編
第2章 即決させる営業ーセオリー編
第3章 抵抗は真に受けるなー抵抗切り返し編
第4章 相手を意のままにあやつるー極意編
著者経歴
加賀田 晃(かがた あきら)・・・1946年、和歌山県生まれ。営業セミナー講師。小学校4年生から新聞配達を始める。出会う人すべてに新聞の勧誘をしたことが、のちの「加賀田式セールス」の基礎となる。23歳から営業の世界に入り、初日からノーミスで契約をとりつづける。不動産、学習図書など17社で営業を経験し、そのすべてでトップを記録、驚異の「契約率99%」を誇った。もっとも長い期間では、学習図書の飛び込み営業で約1年間パーフェクト(契約率100%)の記録を樹立した。 1985年より「加賀田式セールス」研修を開始。これまでのべ800社以上、3万人以上の受講者にそのノウハウを伝授し、数多くの営業のスーパースターを育て上げてきた。研修を受けた企業の売り上げは軽く倍増、なかには一気に10倍になった企業もある。驚異的な伝説の数々に、いつしか「営業の神様」と呼ばれるようになる。
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
読んでいただきありがとうございました!
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 36,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
コメントする