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「徹底検証!福島原発事故 何が問題だったのか: 4事故調報告書の比較分析から見えてきたこと」

2013/05/01公開 更新
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徹底検証!福島原発事故 何が問題だったのか: 4事故調報告書の比較分析から見えてきたこと


【私の評価】★★★☆☆(70点)


要約と感想レビュー

朝日新聞、NHK,毎日新聞、日本経済新聞の論説委員が、政府、国会、民間、東京電力という4つの事故調査委員会の報告書を比較するというものです。4つを比べるのは良いのですが、やはり4つは多すぎる。4つを読み比べるだけで、疲れてしまいました。


比べて批判するよりも、自分で福島第一原発事故を検証してみたいものです。よい本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・新基準に基づく耐震バックチェック・・・2009年6月を最終報告の期限と届けていたのに、東電が勝手に16年1月に延ばすことを決め、それに対し保安院が黙認していたというのは恐ろしいことである(p36)


・3月15日に20~30km圏の住民に屋内退避の指示が出された・・3月25日に自主退避勧告が出された。避難の判断を住民に丸投げしたと言える。また、30km圏外でもモニタリングやSPEEDIの予測で高線量のところがあったが、避難指示は1カ月以上遅れた(p179)


・日本平均で年間1.5mSvの放射線に誰でも例外なく被ばくしている。内訳は、食物から0.4mSv、大地から0.4mSv・・宇宙から0.3mSv、大気中のラドンから0.4mSvが加わる。さらに医療被ばくがある。胸部X線は0.08mSv、胃部透視は0.6mSv、胸部X線CTは6.9mSv被ばくする。・・ニューヨーク往復で、0.2msv被ばくする。(p206)


▼引用は下記の書籍からです。


【私の評価】★★★☆☆(70点)


目次

プロローグ われわれはなぜ再検証するのか
4事故調報告書を再検証する
第一部 原発事故前の安全対策
第二部 原発事故の発生・進展
第三部 原発事故への対応
第四部 原発事故後の住民への対応
第五部 原発事故と組織・制度
エピローグ 座談会 4事故調報告書の徹底分析から見えてきたこと
資料 事故調報告書を読み解くために



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