「おカネの発想法 - 財産と生活を護りながら本物のおカネ持ちになろう!」木村 剛
2013/02/03公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
要約と感想レビュー
■お金の本質を考えながら、
現代社会のお金戦略を
提案する一冊です。
お金の始まりは、
物々交換の代替手段です。
そこから発展してお金は
信用だけで発行されるようになりました。
紙幣とは、信用に頼った
現代の錬金術なのです。
・マルコ・ポーロは「お札」に非常に感銘を受け、「紙をおカネにすることは錬金術だ」としてヨーロッパに紹介しています(p124)
■そうしたお金を集めて、
お金を必要とする人に、
貸してあげる商売が生まれました。
当然、タダではなく
利息という使用料を取ります。
おカネがおカネを産むということ。
そしてより効率的にお金を殖やしていく
仕組みとして、株式会社が生まれ、
資本主義という仕組みができたのです。
・「おカネがおカネを産む」ということの「衝撃」(p182)
■では、現在の私たちは
どうすればいいのでしょうか。
まずは、最初に自分が
おカネを稼ぐ必要があります。
そこで最低限のお金は確保しておく。
そして、次の段階は、
資本主義という現実を直視し、
自分の資産や事業に稼いでもらう。
つまり、自分の所有している不動産や
株式所有による事業に、
お金を稼いでもらうということです。
・1 支出の二年分にあたる生活防衛資金・・・
2 ・・・株式投資を通じて「オーナーの一人」になり、
3 円安のリスクに備えて、資産の一部でハードカレンシーを保有しておく(p305)
■木村さんは、日本の国家財政赤字を
非常に心配しています。
個人としても、
円が暴落した場合を想定した保険が、
必要なのでしょう。
やや前半が長かったのですが、
バランスの良い一冊だと思いますので、
★4つとしました。
木村さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・あなたは「あなたの家庭」の社長だ!・・・大切なパートナーである家族を養いつつ、老後の福利厚生を支えるマネジメントをする(p274)
・120%の力を現在の仕事に注ぎ込むべきなのです。会社内でぶっちぎりの高給取りとめざせばいいのです。本は必要なものをひたすら多読しましょう。それから、多くの人とひたすら会いましょう(p259)
・65歳で引退して、85歳に往生するとすると仮定します・・・月に40万円が必要で・・・毎年480万円・・・これが往生するまでの20年間について必要だとすれば、一億円という数字が出てきます(p224)
・「日本企業に勤め続ける」ということは、「日本株の投資家である」ということと同じリスクを背負っているわけです(p234)
・サラリーマンよりオーナーがいい・・・そうであれば、サラリーマンの一人よりも株主の一人のほうがいいという発想(p13)
・ロバート・キヨサキは・・・自ら一生懸命働くというのは、一番下手なおカネの儲け方・・・おカネを貸して他人を働かせるほうが賢い・・・株主投資のほうがよい・・・自らオーナーになって他人を働かせる(p241)
日本実業出版社
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【私の評価】★★★★☆(83点)
目次
第1章 あなたのおカネを防衛せよ!
第2章 おカネとはナニモノなのか?
第3章 おカネは「ことば」である!
第4章 おカネは経済の血液である!
第5章 おカネとどう付き合えばいいのか?
第6章 おカネの価値を護りながら殖やす
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お金の発想法
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正)おカネの発想法
ですね!いつもありがとうございます!