「ボクたち、ワタシたちが身につけたいイマどきのチームマネジメント」福村 泰司、清水 輝幸
2012/11/24公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
■コンサルタントのお二人による
チームマネジメントのお話です。
チームマネジメントとは、
若くして課長になった人を
対象としているようです。
課長とは何をする人なのか。
まずは、そこから考えることに
なるのでしょう。
・マネージャーの付加価値は
メンバーを成功させるところ(p12)
■では、会議ではどうするのか。
会議ではメンバーから
進捗状況を報告してもらいます。
そして、課題は何か、
課題を克服するために
何をするのか、自分も考え、
メンバーにも考えてもらうのです。
つまり、宿題を出して、
考えてもらう。
そして、考えた仮説を
実行して、また結果を
報告してもらう。
その繰り返しなのでしょう。
・会議のDo's(やるべきこと)・・・
◎何かを決めること
◎メンバーから報告させること
◎必ず課題を明確にして終わること
(メンバーへ課題解決の宿題を出す)・・(p35)
■マネージャーとは、自分で仕事をするのではなく、
人を通じて成果を出さなければならないので、
難しい面があると思います。
だからこそマネージャーなのでしょう。
経験も大切ですが、
こうした本から基本を学んで、
実際に使ってみて、
自分のスタイルを再考することも
大切だと思います。
課長になりそうな人におすすめします。
福村さん、清水さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・どの業務を誰に担当させるかは、
マネージャーのゆるぎないメッセージとなります(p24)
・定例のチーム会議を週に1回のペースで実施している
マネージャーは多いと思います。
しかし、日々の業務進捗に関して話し合う
チームミーティングを毎朝必ず10分~15分程度の
短い時間で実施しているマネージャーは少ない(p172)
・メンバーをコーナーへ追い詰めてはだめです。・・
たとえば、「どのくらい時間があれば対策を考えられるの?」
「どのようなサポートがあれば数字を達成できそう?」などと
聞いたりして、助け舟を出して考えさせましょう(p153)
・報告用の管理シートの欄のネーミングは
「問題点」、「今後懸念されるリスク要因」などのような
問題解決につながる表現に
することが大切です(p33)
・メンバーの意識が変わることと、
行動が変わることを一緒に考えては駄目です。
メンバーの日々の行動を変えることが
結果的に意識を変えることにつながる(p147)
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【私の評価】★★★★☆(83点)
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