【書評】「孤独と不安のレッスン」鴻上 尚史
2012/10/11公開 更新
Tweet
【私の評価】★★★★★(90点)
要約と感想レビュー
孤独とは自分と向き合うこと
孤独とは、自分と向き合うことです。孤独とは理性の自分を離れて、本当の自分と向き合うことなのです。
鴻上さんは、1週間、一人旅をしたら、突然、「この仕事は嫌いだ」と目覚めたそうです。
1時間、「一人でもかまわない」と思い、自分が本当は何がしたいのかと考えることは、とても大切なことです(p55)
人に合わせると自分を見失う
普通、人は日々の生活のなかで、自分の心を見失いがちです。
みんながラーメンといったら、じゃあ私も。自分は本当は、何が食べたかったのだろう。自分は、ほんとうは、どう感じていたのだろう。
それさえも、わからなくなってしまうのです。
ちょっとでも、お腹がすきそうになったら、すぐに何かを食べる・・・そういう人は、本当の空腹を経験しないので、「自分が本当は何が食べたいのか?」が分からなくなるのです(p30)
悩みへの対応方法を持つ
後半は、悩みへの対応方法です。悩みには外部への悩みもあるし、自分の内部の悩みもある。内部の悩みが高まれば、うつ病のようになってしまうこともあるのです。
鴻上さんの場合は、何でも言える友だちを作ったり、すし屋でリラックスしたりしています。悩みへの自分なりの対応方法を確立しておく必要があるのでしょう。
<
span style="color : #ff0000;">趣味に熱中できればできるほど、「自分について考える」時間を減らすことができます。結果、人間以外の何かに集中することで、自意識も不安も減っていくのです(p185)
悩むのではなく考える
悩むのではなく考える、というところが大切です。
著者は劇団を旗揚げするとき、やっていけるのかどうか悩むのではなく、やっていけるのかどうか考えるために、日本の演劇業界の状況を調べてみたというのです。
劇団員も悩むんだなと思いました。鴻上さん、良い本をありがとうございました。
| 無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信) 3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。 |
この本で私が共感した名言
・ジャイアント馬場さんの経営哲学はただひとつ、「他人から聞いた話は、直接本人に確かめるまでは信じない」だったそうです(p121)
・「人間は分かり合えない」ものなのに、分かり合えたということは奇跡のような瞬間です・・・逆に「分かり合えてない」状態は、決して苛立つことではありません(p148)
・どうか君の人生で、『孤独と不安』をごまかすために、"怪しげな宗教"や"体だけを求める男"や"金だけを求める女"や"断定する占い"・・・にすがりつくことだけはないように(p216)
大和書房
売り上げランキング: 73007
【私の評価】★★★★★(90点)
目次
「ニセモノの孤独」を知る
「本当の孤独」を知る
恥ずかしくない孤独を体験してみる
「本当の孤独」を生きると新しいネットワークが見つかる
自分との対話の仕方を知る
それでも「一人はみじめ」と思ってしまう理由
孤独を選ぶメリット
100点を目指すのではなく、67点の人生を認めること
耐えられない不安の時は
「考えること」と「悩むこと」を区別する〔ほか〕
著者経歴
鴻上尚史(こうかみ しょうじ)・・・1958年愛媛県生まれ。早稲田大学法学部卒業。在学中に劇団「第三舞台」を旗揚げ、数々の舞台作品の作・演出を務める。1987年紀伊國屋演劇団体賞。1995年第39回岸田國士戯曲賞。2009年読売文学賞戯曲賞。現在はプロデュースユニット『KOKAMI@network』で2007年若手の俳優と共に結成した『虚構の劇団』を中心に活動中
不安関連書籍
「STRESS FREE: ネガティブな感情を力に変えるケンブリッジ大学の研究者が明かす科学的に正しいシンプルな63のメソッド」オリヴィア・リームス
「不安や悩みがすぐに軽くなるアドラー心理学」内藤誼人
「不安が消えてうまくいくはじめてリーダーになる女性のための教科書」深谷 百合子
「マインド・リセット 不安・不満・不可能をプラスに変える思考習慣」上阪 徹
「孤独と不安のレッスン」鴻上 尚史
「その絶望感って、本当は心のまぼろしじゃない?: 不安や悩みがすぐに消える41の方法」ぱやぱやくん
読んでいただきありがとうございました! この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する

| メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 50,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
| 配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |


























コメントする