「新版 悪夢のサイクル―ネオリベラリズム循環」内橋 克人
2012/10/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)
■格差が広がっているといわれています。
これは、国際化によって、
地球全体の給料が均一化しようとしている
プロセスが進行中なのです。
自由化が進めば、
格差が広がるのは当然でしょう。
内橋さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・100万ドル以上の資産をもつ日本の富裕層は
年々増え続け、今日では141万人・・・
タクシー運転手の年間収入の全国平均は、
92年には378万円であったものが、
2004年には276万円(p17)
・私立中学の場合、平均して週に最低6時間以上の
英語・数学の授業がそれぞれありますが、
公立中学の場合、2002年度の指導要領の改訂以来、
それぞれ週3時間の授業しかありません(p22)
・日本航空では整備コスト削減のため、
2000年に新たに設立した子会社に本社から
整備士を出向させ、そこに整備を委託するように
なりました・・・(p49)
・労働規制緩和による非正社員化
フラット税制による所得の二極分化
企業淘汰・合併・外資化
地域荒廃
共同体の破壊
治安の悪化
「派遣切り」(p126)
・資産一兆ドル。円に直すと100兆円以上のお金が、
デリバティブなど投機的な取引に関わって世界各国の
つけいる隙を狙っている(p202)
・アメリカのGDPのうち、工業、建設業など
価値創造をする産業の占める割合は、
23%しかありません。(2005年)
他はサービス産業、
いってみれば形のないものです(p244)
文藝春秋
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)
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