「東大生だけが知っている「やる気スイッチ」の魔法」岡田 真波
2012/10/01公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(94点)
要約と感想レビュー
東大生が東大生の成功の秘訣を集めた一冊です。大したことないかな・・と思って読み始めたら、大したことありました。やはり東大に入るという実績を出しているだけあって、自分なりのコツを持っているのです。勉強法もそうですが、コトバの使い方、表情、メモなどしっかりしている印象でした。
例えば、嫌なことに対して、必ず「ありがとう」と言う習慣を持っている人。また、毎日寝る前に「今日は何をしたのか、何を思ったのか」ということを記録することを習慣にしている人。素晴らしいと思いませんか?
・なんだか気分が乗らないときは、とりあえず「おもしろそう!」と言ってみます(p105)
私が驚いたのは、そのまま社会人でも活用できるものであるということです。集中するための技術。やり切るためのスローガン。小さくはじめる習慣。TODOリスト。ここら辺をしっかり習慣化できれば、社会人になっても成果を出せるのではないでしょうか。
例えばある人は、受験生のときは、朝は5時半に起きて、6時の開店と同時にドトールに行って、閉店まで勉強していたという。また、ある人は、寝る前に必ず本を1ページ読むという習慣を持っているという。ちなみに本のソムリエは、朝4時半に起きて、メルマガを書いて、会社に出社しています。
・「ほんものをつかむまでやるんだ」と大きく書いた紙を机の前に貼っていました(p46)
人はそれぞれ違いますので、すべてを適用する必要はないと思います。この中で一つ、二つくらい自分の習慣とすれば、人生、大きく変わるのではないでしょうか。岡田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・図書館などで席に着いたらヘッドフォンをつけて、音楽をかけます。すると、周りの雑音がシャットアウトされるので自分だけの空間に入ることができます(p80)
・マラソンにも、ペースメーカー役の人っていますよね。・・・「ああいうふうになりたい」と思う人の行動を、相変わらず勝手に一人でマネしています(p175)
・鏡に向かって「顔の体操」をしっかりやって、いい表情を作る練習をするんです。・・・表情って人の印象を大きく変えるものなんですね(p69)
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【私の評価】★★★★★(94点)
目次
1章 習慣を変える
2章 小さな行動を起こす
3章 工夫のスイッチを見つける
4章 言霊の力を信じる
5章 計画を立てる
6章 少しだけ思い切る
7章 思考を変える
8章 ライバルと憧れの人を持つ
9章 無理をしない
著者経歴
岡田 真波(おかだ まなみ)・・・兵庫県出身。東京大学文学部在学中。中学時代に東大を目指し始める。高校1年のとき、「全国中学・高校ディベート選手権」にて関西地区代表として全国大会に出場。高校2年では生徒会役員を務める。浪人時代に心理学に興味を抱き、東大合格者と不合格者の違いについても考えるようになる。大学入学後に「PICASO~東大・早慶ベストセラー出版会~」というサークルに入ったことをきっかけに、東大合格者の「心」について取材し、それをまとめたのが本書である。
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