「イノベーション5つの原則」カーティス・R・カールソン
2012/07/03公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
■SRIインターナショナルは、
1946年にスタンフォード大学によって設立された
世界最大の研究機関。
コンピュータのマウス、
インターネットのURL、
「ダ・ヴィンチ」手術システム、
は、SRIが開発したのです。
初期のインターネットである
ARPANETはSRIとUCLAの間に
引かれました。
このSRIインターナショナルで使われている
革新のための5つの原則とは、
顧客ニーズ
価値の創造
リーダー
チームの構築
組織の活性化
です。
・1市場のニーズは何か?2そのニーズに応えるために、
どうアプローチするか?3そのアプローチの費用対効果は?
4その費用対効果は競合と比べてどうか? だ(p13)
■以外にも、米国においても、
革新は抵抗に合うということ。
いかに多くの人の協力を得て、
助けてもらい、
プロトタイプを試作することが
重要なのです。
そのためのチームが必要であり、
モチベーションの維持が大切となります。
・失敗の法則
・誰にも相談せずに、壮大なビジョンを持ち込む・・
・「変革」でもたらされるメリットしか見ようとせず、
デメリットには触れない・・・(p264)
■革新といいながら、
考え方は革新ではありませんでした。
ただ、スピード感がすごい。
研究開発機関が独立した法人として
生き残っているのはすごいことだと
思います。
カールソンさん、良い本を
ありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・客先に部下を連れていくと、
会議前に冗談まじりにこう言う。
「質問以外で口を開く奴は、撃ち殺す」。
見込み顧客は、自分が何に興味を持っていて、
何を欲しているかを話したいものだ(p142)
・重役はあなたに向かって、こう尋ねます。
『君は今、どんな重要なプロジェクトに取り組んでいるのかね?』
これに対する答えを10秒で考えてください。
その後一分間カメラを回しますから、
カメラの前で答えてください(p119)
・「つかみ」の重要性・・・
人間は、物語やたとえ話、ユーモアに共感する。・・
同様に、失敗談も共感をもたらす。(p158)
・プロジェクト・プランは、壁に貼ってあったため、
誰もが進捗状況を確認できた。(p221)
・カミソリ本体は赤字かもしれないが、
カミソリの替え刃で長期的に大きな利益が見込める。
これが、ビジネスモデルのゴールデン・ナゲットだ。(p173)
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
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