「QED 伊勢の曙光」高田 崇史

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QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス)

【私の評価】★★★☆☆(73点)


■殺人事件と伊勢神宮のなぞを解く推理小説です。


 単なる推理小説ではなく、伊勢神宮をネタに、
 古代日本を読み解いているところが
 新鮮です。


 ただ、あまりにも自分の古代日本の
 知識が貧弱で、悲しくなります。


 日本史や古文や「百人一首」の世界なのですから。
 

■これをきっかけに神社や神道を
 勉強してみたくなりました。


 高田さん、良い本を
 ありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・伊勢は良いですね・・・西行法師も
 何事のおはしますをば知らねども
   かたじけなさに涙こぼるる(p26)


・『伊勢神宮』という名称は一般名称であって、
 単に『神宮』と呼ぶのが正式名称だ。(p52)


・他の一般の神社にあって、
 伊勢神宮にない物を知っているか?(p58)


・江戸の昔は・・・七月半ばにおいて、
 まだ妊娠している女性は、
 暗黙の了解の内に堕胎させられたという。
 秋の稲刈りの
 人手が足りなくなってしまうからだ。(p104)


・天照大神が、皇室や日本人すべての祖神だなどといわれて、
 祀り上げられるようになったのは、明治以降の話やの。
 それまでは、普通にどこにでも居る神様だった(p213)


・持統天皇の諡号は『続日本紀』の大宝三年(703)
 十二月十七日条にある、葬送関連記事の記す諡号は
 『大倭根子天之広野日女尊』になっている。
 ところが今言ったように養老四年(720)に
 完成した『日本書記』では
 『高天原広野姫天皇』となっている(p306)


・その当時、水銀は万能薬だった・・・
 中国では不老不死の薬であり、
 実際に日本でも、貴重な品物として扱われた。
 伊勢では、丹生で採取される辰砂を精錬して水銀にしたり、
 その水銀を焼成して化粧品の伊勢白粉を作ったりして、
 全国に展開して財を成したのが、
 射和(いざわ)商人だった(p318)


QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス)
高田 崇史
講談社
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【私の評価】★★★☆☆(73点)



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