「だから、僕らはこの働き方を選んだ 東京R不動産のフリーエージェント・スタイル」馬場正尊 林厚見 吉里裕也

【私の評価】★★☆☆☆（67点）

要約と感想レビュー

　「Real Tokyo Estate / 東京R不動産」という不動産会社があるという。ただの不動産屋さんではなく、「こだわり物件」「おもしろい物件」に特化した会社です。

　たとえば、「広いテラスや屋上がある」「少し古いけれど味わいのあるスペース」「音出し可能」「天井高が3ｍ以上」などなど。社員がおもしろい物件を探してきて、サイトにアップして契約成立すれば、報酬をもらえる。

　もともと給料を払うお金がなかったから、このような形になったらしい。不動産なので、売買なら当たれば大きい、賃貸ならヒットをこつこつ積み重ねる、という感じなのでしょうか。

・自分で仕入れた商品を棚に並べてお店をつくったら、気に入って買ってくれる人がいれば報酬が入るけど、誰も気に入ってもらえなければ報酬ゼロ。（ｐ86）

　店舗を持たずサイトのみで運営しているようです。インターネット時代だからこうした商売が成立しているように思います。面白い時代になりましたね。

　馬場さん、よい本をありがとうございました。

この本で私が共感した名言

・いろいろなツテや方法、手足を使って、とにかくおもしろい物件を探すことに力を注ぐ。おもしろい空き物件は狙った場所に、イメージ通りの条件ではまず存在しない。（ｐ39）
　

・人によっては「好きなこと」が「食えること」でない場合もある。「食える」ようにするためには我慢や妥協が必要だから、結果的に好きなことを仕事にすることで不幸になるということがあるかもしれない。いろいろな議論があって、この話にはなかなかキリがない（ｐ176）

【私の評価】★★☆☆☆（67点）

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