「NOと言えないあなたの気くばり交渉術」藤田 尚弓
2011/11/21公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
■交渉とは、生まれてから今まで、
家庭でも職場でも
誰もが使っている技術。
この本は、
交渉の初歩について
学ぶ一冊です。
職場を想定した会話例が多く
非常にわかりやすい
内容になっています。
・あっさり相手にOKされてしまうと、
いい結果を得ていても
「もっと○○だったのではないか」
と後悔してしまう(p22)
■交渉の技術を知っていると、
使うときだけでなく、
使われたときに
有利な立場に立つことができる。
なぜなら、
相手の狙いが一発で見えて
しまうからです。
・不動産業界では有名な古典的なテクニック・・・
「ブスな物件」を見せる・・・
次も「ブスな物件」を見せる・・・
不安になる頃に「比較的美人に見える物件」を見せる(p180)
■私は、仕事もそうですが、
国家間の交渉をする方には、
徹底して交渉の技術を
学んでいただきたいと感じました。
特に最近TPPなど
話題になっていますので、
政策を判断する人には
期待したいと思います。
藤田さん、
良い本をありがとうございました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・交渉とは・・・
お互いが得する着地点を探す作業(p18)
・言い方を変える・・・
何とか買っていただけませんか→お譲りしましょうか
お願いがあるんです →いい話があるんです(p157)
・「どこまで譲れるか」
「どこからなら決裂を選ぶか」
ということを事前に決めておく(p70)
・「勝ちは6分でよしとする」・・・
武田信玄の言葉です。・・・
徹底的に相手をやっつけて恨まれるよりは、
相手を叩き過ぎずに勝つほうがいい。(p36)
・交渉の世界には、
「選択肢がひとつしかないと不利になる」
という法則があります(p80)
・昔の中国では、価格交渉をして
お客様が商品を買って帰るときに、
わざと悔しがってみせることが
習慣になっていたそうです。(p144)
・某女優さんは、相手に結婚を決意させるときに、
留学したいと言ったそうです。
しばらく会えなくなる、
もしかしたら分かれてしまうかも・・(p202)
・ポイントは、相手の主張が感情的になっても、
論点がブレていても、
その一部をいったん肯定すること・・・
必要性と相手のメリットを提示する(p227)
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
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