「世界のシワに夢を見ろ」高野 秀行
2011/10/31|

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【私の評価】★★★★★(91点)
■大笑いの一冊。
早稲田大学探検部卒業の著者は、
世界中の辺境を旅し、
時には死にそうになり、
時には金を取られ、
時にはゲロを吐いたのです。
・中国の公衆便所は汚い。・・・
そこら中、うんこだらけ。臭いもすさまじい・・・
中国の便所にはふつう扉がない。
脱糞中の人間がこちらを向いてしゃがんでいる(p67)
■私も海外が好きで、空港でボラレたり、
客引きにかこまれるのは慣れています。
しかし、
マラリアで死にそうになる、とか
高山病にコカがいい、となると、
さすがに すごいな、筋金入りですね、
となってしまいます。
・コカインはもちろんそこでも違法だったが、
コカはタバコと同じように、伝統的な嗜好品として、
地元のインディオがくちゃくちゃやっている(p168)
■純粋に笑えて、
海外もハワイやヨーロッパだけでは
ないというのがわかると思います。
冒険好きな人なら、
ぜひこの本を読んで、
飛び込んでみてください。
高野さん、
良い本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・第三世界の空港には、いろんなワルがカモを待ち構え、
たむろしている。中でもパキスタンの
カラチ国際空港はすごかった。(p96)
・アフリカの野生生物の中でもっとも危険とされ、
年間でいちばん多くの犠牲者を生んでいるのが
カバだと言われている(p126)
世界のシワに夢を見ろ! (小学館文庫)
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高野 秀行
小学館
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【私の評価】★★★★★(91点)
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