「死ぬときに人はどうなる10の質問」大津 秀一

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死ぬときに人はどうなる 10の質問

【私の評価】★★★★★(91点)


■患者の最後の苦痛を和らげる緩和医療医として、
 数百人の死者を見てきた
 大津さんと一緒に「死」を考える本です。


 人生80年と言われるように、
 日常にあまり「死」というものが
 存在しない現代社会。


 しかし、
 いずれ人は死ぬものであり、
 その運命からは逃げられないのです。


・この世の中で一つ正しいことがあります。
 とても確実なこと。
 それは、人は必ず死ぬということです(p1)


■「死」というものが
 あまり身近にないために、
 「死」と向き合ったときに、
 うまく対応できない人が多いようです。


 訓練ができていない
 ということなのでしょう。


 例えば、

 あと数日の命となった人にどう対応するのか・・・


 医師から「今のうちにやりたいことをしたほうがいいですよ」
 と言われたらどうするのか
・・・


 病院で死ぬのか、家で死ぬのか・・・


・死の間際の患者さんにとって一番うれしいことは何か。
 それはちゃんと会いに来てくれて、
 そのままを受け入れてあげることである。(p106)


■「死」があまり見えない社会ですから、
 自分で「死」を意識することで、
 世の中の見え方が変わってくるのかもしれません。


 そうした「死」を考えるために、
 最適な一冊だと思いました。


 では、今日も、
 『今日が人生最後の日である』と
 心得て生きましょう


 大津さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・医者にもいろいろな価値観がある。(終末期に対する)
 自分の価値観と一致している医師が主治医だったら良いが、
 そうでない場合のミスマッチが悲劇を生む。(p121)


・「悪くなるときは早い」・・・
 何かしようと思っていても、様子を見ていると
 タイミングを逃すことが少なくない(p33)


・私の印象では、死のニ十四時間前頃が
 もっとも苦痛(身の置きどころのないしんどさ)が
 強いようだ。まさに「最後のヤマ」とも思っている(p45)


・1960年には全死亡者70万6599人のうち49万人が
 自宅で亡くなっている。・・・自宅死が71%・・・
 2008年には死亡者の総数は114万2407人であり・・・
 自宅死は14万4771人と13%(p139)


・長く生きることは貴重であるが、
 私はどのように生きるのか、そのことのほうが
 ずっと重要
だと思えてならない(p154)


・一般的に、家で死ぬのは幸せであると思う。
 生活空間で最後を過ごせるというのはやはり大きい。
 落ち着いて生活できるからか、苦痛の緩和に必要な薬剤の量も、
 病院ほど要らないことが多い。(p192)


【私の評価】★★★★★(91点)



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