「コカ・コーラに学ぶビッグ・ウォレット戦略」古谷 文太

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コカ・コーラに学ぶ ビッグ・ウォレット戦略

【私の評価】★★★☆☆(72点)


■コカ・コーラは日本のどこでも
 飲むことができますが、
 販売している会社(ボトラー)は
 地域ごとに別れています。


 日本コカ・コーラが製品開発、原液を供給し、 
 実際の製造・販売は地域別の
 フランチャイズになっているのです。


 そのフランチャイズの株主も、三菱商事、
 三井物産、大日本印刷、リコー、
 キリンビール、カメイ、キッコーマンと様々。


 地域別で地元密着というメリットもありましたが、
 分割されていることで、製造コストが
 高くなるというデメリットも
 あったわけです。


・第一ステップ・・外部からの原材料・資材の調達の一元化・・・
 第二ステップ・・製造・物流プロセスの一元化・・・
 戦略効果・・年間250億円という当初目標を達成(p17)


■そこで検討されたのが、
 原材料・資材の調達から
 製造・物流までの一元化です。
 (これがビッグ・ウォレット戦略)


 これはどこでもメリットが出そうですが、
 実際に実行するためには、
 現場の協力がなかなか難しい。


 現場には全体最適が見えないのです。


・個々の参加企業で働いている人には「全体最適」が
 見えにくいため、どうしても
 「部分最適」を求めて行動してしまう・・・
 そのままでは綱の引き合いが生じてしまったり、
 やる気をなくしてしまったりする(p170)


■良いことでも、実際に実行するには、
 どうしても抵抗が出てくる。


 そこを全体最適のために
 調整する難しさが少しわかりました。


 ヨーロッパの「ユーロ」導入も
 同じ構図なのでしょうね。

 古谷さん
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・共同調達を始めた最初の段階で
 「一物一価」というルールを決めた・・・
 同じ500mlのペットボトルならば同じ価格で出荷する・・
 しかし、「Freight」、運賃は別である(p117)


・大手ボトラーと中小ボトラーが同じなのは
 不公平ではないのか」との不満があった・・・
 ボトラーごとに供給価格を変える工夫が必要であった・・・
 この「一物一価」の枠外で調整されるコストを
 調整金と名づけた。(p155)


コカ・コーラに学ぶ ビッグ・ウォレット戦略
古谷 文太
東洋経済新報社
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【私の評価】★★★☆☆(72点)


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