「ブラックトライアングル」谷 清司
2011/03/26公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
■だれでも一度は車の事故を
起こしたことがあると思います。
事故後にやってくるのは、
相手側の本人ではなく保険会社。
示談交渉は、
保険会社に委任されているので、
私たちは保険会社と交渉しなくてはならないのです。
(逆の場合は、保険会社がすべてやってくれる)
・交通事故の被害者になったほとんどの人は、
保険制度、補償制度の仕組みも十分にわからないまま、
保険会社のいいなりになって不当な条件で
示談を結ばされているのが現状である(p17)
■本書を読むと、保険会社は
適正な補償金額を提示するわけではなく、
最初は最低限のものしか提示しないようです。
「保険金の未払い」が
問題となったこともありますので、
私たちとしては保険会社を信用せず、
自分でもよく調べて交渉する必要があるようです。
谷さん、
よい本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・ある交通事故で、娘さんを失った父親に
示談の交渉に行った時のことである・・・
保険会社の提示する示談金は、何と最低額の
自賠責の金額に毛が生えた程度のものだった・・・
判断力を失っていることを幸いに詐欺のような
示談をまとめなければならないのである(p7)
・ムチ打ち症が世の中に認知されてすでに50年
近くが経っているが、その定義と治療法、
いずれに関しても決定的なものは存在しない(p81)
・中立の紛争処理機関としては、交通事故
紛争処理センターが設立されている。通常、
紛争処理センターに事件を持ちこみ、被害者が
裁定にOKを出したら、保険会社はその裁定を
絶対に呑まなければならないとされている(p118)
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
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