「3000人のユダヤ人にYESと言わせた技術」マーク富岡
2011/02/01公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★★(93点)
■「ユダヤ人大富豪の教え」という本がありましたが、
この本は、
「ユダヤ人大商人の教え」
です。
・ユダヤの格言に「道順を10回聞いたほうが、
一回道に迷うよりもましだ」というものがある・・・
わからないことは「わからない」と言う。(p69)
■マーク富岡さんは、駆け出しの頃、
ユダヤ人マイヤー氏と出会い、
マイヤーさんの交渉術に
脱帽してしまいます。
そして、交渉後に二人で夕食を取りながら、
交渉の技術について話していると、
マイヤー氏から一冊の手帳を見せてもらうことに。
なんと、その手帳には、マイヤー氏が
これまでに学んだこと、
工夫してきたことが書いてあり、
なんと翌日の出発まで貸してくれるという。
著者は徹夜して
手帳の内容を書き写しました。
・「相手のためにしてあげられる最大限のことを、
まずあなたのほうがからすればいいんですよ、マークさん。
・・相手から信頼を得ることができます。」(p175)
■前半のマイヤー氏の交渉の技術と、
後半の著者の経験談という構成で、
著者の交渉術を絞り出している
印象でした。
社内でも社外でも
仕事では交渉がつきものです。
この一冊で、優秀なユダヤ人の
技術を学びましょう。
素晴らしい一冊でした。
マーク富岡さん、良い本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・交渉においては、事前に相手について知ること・・・
マイヤー氏は、まず自分をさらけ出し、
自然に私が話せるようにもっていった。(p30)
・ホワイトボードに書き出したアジェンダ・・・
ミーティング後、最後のページに参加者が全員サインして、
コピーを配れば議事録にもなる(p38)
・数字は説得力をもつばかりでなく、スラスラとデータを
ならべることで相手の注意をそらし、そのすきをついて
自分の主張を通すためにも効果を発揮する(p51)
・交渉に勝つには、つねに有利な場所を選べ
ということだ。ホームとアウェイを選択できる状況であれば、
ホームにするに越したことはない(p57)
・インド人から学ぶ
「質問攻めで疲れさせ、承諾させてしまう」技術(p97)
・聞き手にまわる・・・続いて自分が話す番になったら、
相手が話した内容のうち、こちらも合意できそうな部分を
見つけて出して、そこから先に話すとよい。(p189)
サンマーク出版
売り上げランキング: 77411
【私の評価】★★★★★(93点)
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 43,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|
コメントする