「数字のツボ―決めつけ、常識破り、ざっくり なぜ牛丼用「おたま」の穴は47個なのか」山田 真哉ほか
2010/12/04公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
要約と感想レビュー
■私も定期購読している
ビジネス雑誌「プレジデント」から
数字に関する記事を抜粋した一冊です。
雑誌記事ですので、
体系的ではありませんが、
読みやすく入門編として良いと思います。
■私が感じたのは、やはり
会社における数字の使い方には
ポイントがあるということ。
たとえば、コストの議論になったら、
「本事業所のコストを大きいほうが並べると・・・
原材料費が●●億円、委託費が●億円・・・
もっとも大きい原材料費の内訳を見ると・・」
と具体的な数字が
出てくるようにしたい。
・名経営者は、自社の一時間ごとの生産性や月次売り上げなど、経営に関して基準となる数値を常に把握し、その数字をもって異常が発生していないかをチェックしています。異常値を発見するのが非常にうまいですよ(小宮一慶)(p81)
■会社の数字の見方、考え方の入門編として
面白いのではないでしょうか。
やはりプレジデントの購読は、
継続しようと思いました。
基本的なところを学べるのが
雑誌のよいところだと思います。
プレジデントさん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・多くの経営者が株価を上げることに血道(ちみち)を上げて、肝心の経営をないがしろにしている姿は、本末転倒としか言いようがない。(山田真哉)(p25)
・平均値は全部足してならしたものです。そんな平均値と比べて、高いか低いかを考えても意味がありません。(鈴木敏文)(p38)
・米国産牛肉輸入禁止を受けて牛丼の発売を停止したとき、安部社長は社員に向けてこう宣言した。「二~三年は商売しなくても、社員の給料は払えます」当時の吉野屋は、約300億円のキャッシュを持っていた。(p66)
・経営陣の自社株売りは、証券取引法によって開示・・・幹部の自社株売買を模倣して投資ポートフォリオを構築する米国の「ヴィッカーズ・インサイダー・ウィークリー」という情報会社の投資指標は、1986年から2003年の間に、135%という高い利回りを挙げている。(p179)
プレジデント社
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
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