「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」ティナ・シーリグ
2010/11/26公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
要約と感想レビュー
スタンフォード大学で起業家精神とイノベーションを教えているティナさんの一冊です。
内容としては企業家精神そのもの、という内容でした。アイデアを出す、とにかくやってみる、失敗は資産、と大学で教えていることなのでしょう。
・人間は二つのタイプに分かれることがわかってきました。自分のやりたいことを誰かに許可されるのを待っている人たちと、自分自身で許可する人たちです。(p72)
どちらかというと、「私が20歳の学生に大学で教えていること」というタイトルのほうが正解でしょう。プラス思考、自立型人間、圧倒的な行動、これはもう成功哲学ですね。
ティナさん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・サーカス業界が苦境に陥っていた1980年代・・・カナダの大道芸人だったギイ・ラリヴェルテは、サーカス団の創設を決めたのです・・「動物は登場しない」「高額のチケット」・・「洗練された音楽」・・シルク・ドゥ・ソレイユ風になります(p37)
・息子のジョシュが大学で初めて期末試験を迎えたとき、「幸運を祈るわ」と電話したことがありました。それに対し息子は、「幸運なんてものはないよ。すべては努力次第だよ」と言い返してきました。(p140)
・どうして切れ目なく女性とつきあえるのか・・・単純なことだよ。魅力的な女性がいらた、片っ端からデートに誘っているんだ。なかにはイエスと言ってくれる娘もいるからね(p104)
・グーグルなどのインターネット関連企業では、いわゆる「A-B」テストに頼っています。具体的には、ソフトウエアの二つのバージョンを同時期に発表して、どちらの受けがいいか即座にフィードバックを受けるのです(p113)
・父は人生を振り返って、いちばん大切な教えをこう考えているそうです。「自分に対しては真面目すぎず、他人にとっては厳しすぎないこと」。自分や他人の間違いにもっと寛容で、失敗も学習プロセスの一環だと思えればよかった、と。(p212)
▼引用は下記の書籍からです。
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
著者経歴
ティナ・シーリグ(Tina Seelig)・・・スタンフォード大学医学大学院で神経科学の博士号を取得。現在、スタンフォード大学工学部教授およびスタンフォード・テクノロジー・ベンチャーズ・プログラム(STVP)のエグゼクティブ・ディレクター。米国立科学財団とSTVPが出資するエピセンター(イノベーション創出のための工学教育センター)のディレクターでもある。さらに、ハッソ・プラットナー・デザイン研究所(通称d.school)でアントレプレナーシップとイノベーションの講座を担当
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