「金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った」安部 芳裕
2010/06/11公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(71点)
■テレビでUFO番組を見てしまうように、
こうした本も理性では避けているのですが、
思わず読んでしまう自分がいます。
巨大金融資本のロスチャイルドや、
ユダヤの陰謀説について書いた一冊です。
・世界最古の通信社は1835年に設立されたフランスのAFP通信ですが、創業者のユダヤ人シャルル・ルイ・アヴァスはロスチャイルドに雇われて事務所を開設しています(p129)
■こうした巨大金融資本が金を動かし、
政治を動かし、
ときには戦争を選択しているのは、
ある意味、事実なのかもしれません。
ただ、断片的な情報を短絡的に
ロスチャイルドに結びつけるのは
信ぴょう性がUFO並みになってしまうのが、
残念でした。
・我々は「自由・平等・博愛」という言葉を大衆に教え込んだ最初の民族である。ゴイムは難解さゆえにこの言葉の意味とその相互関係の対立に気づくことさえない。(p71)※ゴイムというのはゴイの複数形で、ゴイとは非ユダヤ人のこと
■お金の仕組みも出てきますが、
現代では「お金」との付き合いは
避けられません。
「お金」とは、
うまく付き合っていくしかないのでしょう。
安部さん、良い本?をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・仕事の目的が、これまでのように人々が必要とするものを提供することではなく、お金を稼ぐことに変わっていきました(p46)
・戦後、A級戦犯に指名されていた児玉誉士夫、笹川良一、岸伸介が釈放され、CIAのエージェントとして"政界のフィクサー"となります。(p197)
・日本経済の実態とは、私たちの預貯金、年金、保険金を原資とした借金を上から流し込み、政・官・財・ヤクザの「鉄の四角形」がその利権に群がるという構図(p272)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★☆☆(71点)
■編者紹介・・・安部 芳裕(あべ よしひろ)
ネット上で「反ロスチャイルド同盟」を立ち上げる。
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