「「賢いバカ正直」になりなさい」ジョン・M・ハンツマン
2009/10/10公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
■世界最大の民間化学会社ハンツマン社
会長の一冊です。
正直であること、約束を守ること、
誠実であることを淡々と主張されています。
・個人も企業も誠実でなければならない。
握手をすれば約束はしっかり守られると、
心の奥底ではわかっているものだ。(p100)
■ちょっと考えると経営者としては、
当たり前のようなことばかりなのですが、
実際の経営にあたっては、
判断に悩むこともあるのでしょう。
・三菱の重役から電話がかかってきた。
彼はHMTが取引するためには、
政府のさまざまな役人に毎年リベートを払わねばならず、
ハンツマン社の分担金は二十五万ドルだと告げてきた。
そんなことのために一銭も支払うつもりはないと、
私は言い渡した。(p48)
■この本が非常に売れているのは、
米国ではいかに誠実ではなく、相手の裏をかき、
短期の利益ばかりを考える経営者が多いことを
示しているのかもしれません。
誠実であること。
言葉で書くと簡単ですが、
なかなか難しいことなのかもしれません。
本の評価としては★3つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・リーダーは純粋で、精力的で、
一生懸命でなくてはならない。(p77)
・その人物の人格を最も引き立たせてくれるのは、
生前どのような人助けをしたかなのである。(p143)
・社員集会で、私は家族を大事にするよう力説している。
そして、職場を家族の延長にするようにと
主張している。(p159)
▼引用は、この本からです。
英治出版
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
■著者経歴・・・ジョン・M・ハンツマン
ハンツマン社の会長・創業者。
ハンツマン社は世界で最大の民間化学会社。
長男ジョン・ジュニアは2004年ユタ州知事。
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