「ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代"」ダニエル・ピンク
2009/07/27公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★☆☆☆☆(59点)
■人類はどんどん進歩しています。
この本は、現在のグローバル化、そして
パソコンとインターネットによる
情報社会の特徴を教えてくれます。
■まず、先進国と途上国の
垣根が低くなったことで、
給料が十分の一の途上国での生産、
先進国で販売という形が増えてきました。
これは、途上国でやれることは、
もう先進国でやっていては、
儲からないということです。
・一つは、「よその国、特に途上国にできること」は避ける。
二つ目は、「コンピュータやロボットにできること」は避ける。
三つ目に、「反復性のあること」も避ける。
(大前研一)(p11)
■そして、インターネットの検索サイトという
情報収集の仕組みができたことで、
だれでも最低限の知識にアクセスすることが
できるようになりました。
知っている、知らないの世界ではなく、
みんな知っている。で、あなたはどう行動する?
という世界になったのです。
・これからは「カンニングOK」の社会になる(大前研一)(p18)
■これからは、実際に活用できる高いレベルの知恵が
求められる世界になります。
たとえば、ノウハウは物語で伝える。
モノとしてではなく、思い出を作る製品。
良いサービスより、「共感」できる
サービスなどが大切であるということです。
■この本は、大前研一氏が書いた「まえがき」を
読むだけで十分です。
なぜなら、そこにこの本の要約が
書かれてあるから。
なんだか、映画の最初に
ストーリーと最後のオチを
教えてもらったような感覚でした。
本の評価としては、衆知の内容に
「ハイコンセプト」という名前をつけただけ
のような気がしましたので、
★1つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・1 機能だけでなく「デザイン」・・・
2 議論よりは「物語」・・・(p122)
・コロンビア大学では、すべての医学部二回生が・・・物語医学の授業を受けることになっている・・・「どこが痛みますか?」と尋ねるのではなく、「あなたの人生について話してください」と語りかける(p188)
・ゼネラル・エレクトリック(GE)社のソフトウェアの48%はインドで開発されたものだ。実に二万人もの人材を現地で雇った(彼らのインド事務所には「不法侵入者は採用されます」などというポスターまで貼られていたらしい(p80)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★☆☆☆☆(59点)
■著者経歴・・・ダニエル・ピンク
経営改革やビジネス戦略について講義、執筆を行っている。
読んでいただきありがとうございました!
いつも応援ありがとうございます。
人気ブログランキング
に投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 44,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|一日一冊:今日の名言
コメントする