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「ラブホテル経営戦略」山内 和美

2009/07/07公開 更新
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ラブホテル経営戦略


【私の評価】★★★☆☆(77点)


要約と感想レビュー

 ラブホテルというと、いかがわしいイメージがありますが、設備投資を行い、お金を回収していくわけですから、一つのビジネスとして見ることができます。


 この本では山内ラブホテル・プロデューサーがラブホテル・ビジネスの仕組みを教えてくれます。


 まず、ラブホテル事業は現金商売であり、不況に影響されにくい産業ということです。つまり、人間の欲望を満たすための設備産業ですので、決して需要がなくなることはないのです。


・性欲が旺盛で他の出費は切り詰められてもホテルの回数は減らせないという、20歳代~30歳代を中心とした層が、ホテルの売上を支えています(p20)


 立地、サービス、設備投資、価格設定などについては、普通のビジネスと同じようなものを感じました。


 やはり、ホテルが多いところにはそれを求める人が集まるし、リピーターを作ることが大切であるし、継続的な設備投資も必要なのです。


・ラブホテルは集積地にあることで、集客効果が非常に高くなります。あるホテルに行って満室なら隣のホテルへ行く(p82)


 何のビジネスでも同じでしょうが、ラブホテルにも勝ち組と負け組が存在します。うまく勝ち組になれば、年率20%のリターンも夢ではないようです。


・売上のうち経費半分・利益半分で、利回り利益で15%というのを1つの目安にしています。・・・平成21年3月では、NET20%が目安です(p68)


 ラブホテル業界の本は読んだことがなかったので、興味深く読めました。安心して楽しめるラブホテルを経営したい!と志を持っている人には良い本ではないでしょうか。


 本の評価としては、★3つとしました。


この本で私が共感した名言

・ラブホテルの売上は、1部屋当たり何回転するかで決まります。・・・1部屋が3回転、1回転あたりの客単価が平均7千円ととして1日当たりの1部屋売上が2万1千円。月当たりにして63万円(p15)


・ラブホの看板は、ホテルの名前ではなく、いかに「ホテル(HOTEL)の文字をインプットさせるかが大事なのです(p42)


・ラブホテルは自殺・心中・他殺・事故死と、事件・事故が多いものです。・・・警察ではなく、まず救急車を呼びます。(p159)


▼引用は、この本からです。 
ラブホテル経営戦略
山内 和美
週刊住宅新聞社
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【私の評価】★★★☆☆(77点)



著者経歴

 山内 和美(やまうち かずみ)・・・(株)ハート・トラストウィン代表取締役。ラブホテル・プロデューサー。2004年ラブホテル、レジャーホテル運営会社(株)イーアイホテルシステムズ入社。ラブホテル物件の買付担当となり、ホテルを査定、支配人も経験する。2008年独立。


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