「覚悟のすすめ」金本 知憲
2009/05/03公開 更新本のソムリエ [PR]
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■今シーズン、ホームランを量産している
阪神タイガーズのアニキこと、金本選手の一冊です。
■41歳にしてホームランを量産している金本選手ですが、
プロに入団当初は、非力で長打が打てず、
プロを辞めようと思っていたそうです。
自分の非力さを自覚した金本選手は、
それを克服するためにウェートトレーニングを始めます。
トレーニングの効果が出てきた3年目になって、やっと
レギュラーの地位を確保することができたそうです。
・人から薦められたり、自分でいいと思ったりしたことは、
素直に受け入れ、試してみる。・・・かつての日本の
プロ野球界では筋力トレーニングはご法度とされていた。(p55)
■この本を読んで、金本選手の印象は、
「素直」と「自立」です。
力がなければ、トレーニングをする。
「戦う」姿勢が見られなければ、叱る。
精神力が必要であれば、護摩行をやってみる。
また、星野監督時代、多くの選手が、星野監督が怖くて
真面目にプレーしていた中で、
金本選手は、真面目に全力でプレーすべきだから
真面目にプレーしていたようです。
・腹が立つというより、がっかりした。・・・
全力でプレーしていたのは、結局星野さんが怖かったから
だったんだな・・・怒られるのが怖いからやるなんて、
犬と変わらない。(p159)
■金本さんのファンには、
買わずにいられない一冊でしょう。
この本を読まずして、
金本を語ることなかれ。
本の評価としては、★3つとしました。
(私はタイガースファンではないので・・・)
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・いつも数年先を見据え、より高い目標を掲げてきたから
努力 - それを努力と呼ぶならの話だが - を継続する
ことができたのだと思う(p59)
・私は、日頃の準備が非常に大切だと思っている。
私のいう準備とは、「覚悟」といいかえてもいい。
(p144)
▼引用は、この本からです。
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本書をくれた友人の気持ちが分かった
「鉄人」であり続ける為の精神論
ファン故に。
新世紀の鉄人
【私の評価】★★★☆☆(79点)
■著者経歴・・・金本 知憲(かねもと ともあき)
1968年生まれ。広陵高等学校、東北福祉大学。
91年ドラフト4位で広島東洋カープに入団。
2000年史上7人目の3割30本30盗塁以上を達成。
02年オフにFA宣言し、阪神タイガースに移籍。
アニキ、鉄人という愛称でファン多数。
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■関連書評■
a. 「イチロー思考」児玉光雄
【私の評価】★★★★★
b. 「敵は我に在り」野村 克也
【私の評価】★★★☆☆
c. 「不動心」松井 秀喜、新潮社
【私の評価】★★☆☆☆
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このメルマガから購入して感動した書籍は、
「覚悟のすすめ」金本 知憲です。
阪神ファンの私は、兄貴こと金本選手のファンです。
だから、メルマガで兄貴の本が出ていることを知って
大変面白そうに感じて
すぐに買いに行きました。
兄貴の兄貴たる所以がわかったような気がします。
それとますますファンになりました。
すばらしい本との出会いをありがとうございました。