「政治家やめます―ある自民党代議士の十年間 」小林 照幸
2009/02/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★☆☆☆☆(50点)
要約と感想レビュー
国会議員というと、すばらしい人のように感じますが、実際には普通の人間です。特に本書の主人公は自分の主義もなく、信念もない。他人のせいにする。政治家の適正がないと自分でわかったぶん、良いのではないでしょうか。
確かに日本のマスコミは今一だし、日本国民も優秀な人ばかりではないのです。だからこそ、何かを変えるために、政治家になったのではないのか。この人はやはり国会議員になる人ではなかったのでしょう。
この本で私が共感した名言
・普通の人に、国会議員を務めることはできないとわかった。時局が変われば、自分の発言もコロコロと変えなければならない(p6)
・広告欄で眺めて、何度もため息をついた。・・・一国の総理、大臣らに対して、世間がここまで「コケ」にすることである。政治家に責任はあるのは当然だが、選んだ側にも責任はあるのだからだ。(p11)
・政務次官なんて"盲腸"なんだよ。大臣と違って、決定権もないし、実質的な仕事は官僚の仕事になる。・・・あんまり気にしていては、"盲腸"はできないぞ(p176)
▼引用は、この本からです。
毎日新聞社
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【私の評価】★☆☆☆☆(50点)
著者経歴
小林 照幸(こばやし てるゆき)・・・1968年生まれ。1992年「毒蛇」で開高健賞奨励賞受賞。1999年「朱鷺の遺言」で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。向いてないのでやめます-。2000年6月、国政史上、前代未聞の理由で政界を去った元自民党代議士・久野統一郎(愛知8区)。竹下派、小淵派を経たエリート二世議員の苦悩の日々、戦後政治の「失われた10年」を描く。
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