「君の笑顔に会いたくて―保護司ロージーが走る!」大沼 えり子
2008/10/01公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★★(90点)
要約と感想レビュー
大沼さんは、保護司をしています。保護司とは、保護観察処分をうけた非行少年などの更正を支援する人です。大沼さんは、たくさんの愛を与えながら、多くの少年を更正してきました。
この本に出てくる非行少年たちは、すべてひどい親を持っています。「お前は生まれてこなければよかった」と言ったり、自分はといえば働かず酒を飲んで、食事さえ家族一緒にしていないのです。
・「明日から家族で一緒にご飯を食べてください。」「何でですか?」(p110)
大沼さんはこうした親を含め非行少年たちと真摯に向き合い、時にはリンチを受けた少年を助け、自殺しようとする少年を保護してきました。人間は愛が無くてはいきていけないもので、愛で満たされている人だけが、愛を与えることができるのだなと感じました。
普通に読んだら確実に泣いちゃうので、「泣ける本」に追加しました♪「大沼さんは、日本のマザーテレサだ」と思いながら、本の評価としては★5つとします。
この本で私が共感した名言
・保護司になって、一番驚くことは、対象者の顔の変化だ。その顔の変化で現在の状況が見えて来ることも多い。それだけ顔の表情には心が作用することを実感する。(p89)
・「あのさ・・・、K,大好きだから、大好きだからね」「わかってる・・・。おやすみ」(p27)
▼引用は、この本からです。
ロングセラーズ
売り上げランキング: 144840
【私の評価】★★★★★(90点)
目次
1章 俺、このまま死んでもいいって思ったんだ
2章 君たちは一人じゃない
3章 「やっと本当の家族になれました」
4章 理屈抜きに相手を想うこと
5章 両親の愛情
6章 生まれてきて良かった
著者経歴
大沼 えり子(おおぬま えりこ)・・・宮城県出身。大学在学中にラジオDJを始め、東京、仙台を中心にテレビ、ラジオなどでシンガーソングライター、DJとして活躍。結婚後、嫁ぎ先の割烹の若女将の仕事をしながら、保護司として尽力。現在、少年を受け入れる少年の家「ロージーベル」設立を目指している。
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 44,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|発行者の日記
コメントする