「インクス流!―驚異のプロセス・テクノロジーのすべて」山田 真次郎
2008/09/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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■日本の強さの源泉は、
職人の暗黙知です。
もし、この職人の暗黙知をシステムとして、
だれもが活用できるようになったとき、
日本の繁栄はステップアップできるはずです。
・「よし、これで、しっくりいった」
「『しっくり』って、何ですか?」
「ほら、こうして動かせるけど、下に向けても落ちないでしょう・・・」
「なるほど。・・・石井さん、しっくりって三ミクロンなんですね」
・・・・熟練の暗黙知は、少しずつ形式知へと知の形を変えていった(p72)
■この本では金型企業であるインクスの
ノウハウを固定化する活動から、
暗黙知の活用を学びます。
だれでもプロの職人レベルの仕事ができるのが、
未来の日本の姿なのでしょう。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「俺は、今日からドアロックで世界チャンピオンを目指す!」
真顔になって、部下にそう宣言した。(p6)
・設計の描いたいいかげんな紙の図面をもとに・・・
試作や金型を作ってくれる世界一の職人さんが
一体となった協働体制ができているからこそ、
日本の製造業は強いのだ。(p9)
・私は当時、「できません、とは言いません」という格言を創作し、
自らに課していた。・・・ホンダの常務と仕事をする中で生まれたものである。
・・・山田さんが"できない"と言っているのは、時間が足りないから、
コストがかかるから、とか、そんな理由でしょう?・・・専門家として
すべきことは・・・技術的な解決策を答えることじゃないんですか?(p59)
▼引用は、この本からです。
ダイヤモンド社
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すごい本だ!
これこそ、日本のエクセレントカンパニー
インクス社長の使命感に感動した。
ITの力
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